動悸の主な原因とは? – 心臓由来・非心臓由来の原因について

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動悸の原因といっても人によって様々です。
本記事では、動悸の原因について解説します。

動悸の原因について

動悸の原因についてですが、まず大きく分けると次の2つになります。

  • 心臓由来の動悸
  • 非心臓由来の動悸

つまり、心臓に直接原因があるか、それ以外か?になります。
以下にそれぞれ深掘りしてみます。

心臓由来の動悸

心臓由来の動悸の原因には、心拍動が不規則な不整脈が原因であることが多いとされています。

  • 心室性期外収縮
  • 心房性期外収縮
  • 心室心拍
  • 心房細動
  • 心房粗動

…などがあげられます。
以下にそれぞれ解説します。

心室性期外収縮

心室性期外収縮は、心室からの異常な興奮によって引き起こされる不整脈であり、心拍が一定のリズムではなく、通常の脈拍以外の脈拍が起こることを指します。
一般的に、心室性期外収縮の症状として、動悸や脈の乱れが現れることがありますが、無症状の場合もあります。

心房性期外収縮

心房期外収縮は、異常な電気刺激によって心房が活性化され、余分な拍動が生じる病態です。
心臓の拍動を制御する電気刺激の異常によって引き起こされます。

心房性期外収縮は不整脈を特徴とし、胸のドキドキや動悸、心拍数の低下などの症状が現れます。

心室心拍

心室頻拍は、心室を発生源とする不整脈であり、心拍数が毎分120回以上になる状態を指します。
心室頻拍の主な症状は頻繁な動悸であり、ふらつきや脱力感、胸の不快感が現れることがあります。

自覚症状としては、急な胸のドキドキ感、息切れ、めまい、ふらつき、意識消失発作などが報告されます。

心房細動

心房細動は、心房内の電気信号の乱れによって引き起こされる不整脈の一種であり、心房が細かく震えて血液を正常に全身に送り出せなくなる病態です。
心臓の拍動を制御する電気刺激の異常によって起こります。
心房細動では、心房のリズムが不規則になり、それに伴って心室のリズムも不規則になります。

心房細動には、胸のドキドキ感、動悸、息切れ、めまい、意識喪失などの症状が現れることがあります。

心房粗動

心房粗動は、心房が通常よりも速いペースで規則的に動く状態であり、心臓の上部腔で発生する不整脈です。
心臓の拍動を制御する電気刺激の異常によって引き起こされます。
心房粗動では、心房と心室の調律が規則的です。

心房粗動には、胸のドキドキ感、動悸、息切れ、めまい、意識喪失などの症状が現れることがあります。

非心臓由来の動悸

非心臓由来の動悸では…

  • 感染
  • 発熱
  • 貧血
  • 甲状腺機能亢進症
  • 電解質異常
  • 低血糖
  • 睡眠不足
  • 喫煙
  • 妊娠
  • アルコール摂取
  • カフェイン接種

…などがあります。

この場合、心拍動は規則的ながらも、徐脈や頻脈となることで動悸が出現することが多いとされています。
以下にそれぞれ解説します。

感染

感染症は体内に炎症反応を引き起こし、発熱や免疫応答が活性化します。
これによって心拍数が上昇し、動悸を引き起こすことがあります。

発熱

発熱は炎症や感染、免疫応答によって起こる身体の防御反応です。
高体温が心拍数を上昇させ、動悸を引き起こすことがあります。

貧血

貧血は赤血球やヘモグロビンの減少によって酸素供給量が減少する状態です。
心臓は酸素不足を補うために拍動数を増やし、動悸が生じることがあります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺の過剰な機能により代謝が亢進し、心拍数が上昇します。
これによって動悸が生じることがあります。

電解質異常

ミネラルや電解質のバランスの異常は心臓の電気的な活動に影響を与えます。
特にカリウムやマグネシウムの不足や過剰は心拍数の異常を引き起こし、動悸を生じる可能性があります。

低血糖

血糖値の低下は身体にエネルギー不足をもたらします。
そのため、心臓は拍動数を増やしてエネルギーを補おうとします。
低血糖は動悸を引き起こす一因となります。

睡眠不足

睡眠不足は神経系に影響を与え、交感神経の活性化や副交感神経の抑制が起こります。
これによって心拍数が増加し、動悸が生じることがあります。

喫煙

タバコに含まれるニコチンは神経系を刺激し、心拍数を上昇させます。
これによって動悸が生じることがあります。

妊娠

妊娠に伴い、心臓への負担が増加します。
ホルモンの変化や体液量の増加によって心拍数が上昇し、動悸が生じることがあります。

アルコール摂取

過剰なアルコール摂取は心臓の機能に影響を与えます。
アルコールが心筋を刺激し、心拍数を増加させることがあり、それによって動悸が生じることがあります。

カフェイン接種

カフェインは中枢神経を刺激し、心拍数を上昇させる作用があります。
過剰なカフェイン摂取は動悸を引き起こすことがあります。

動悸にも原因は様々だから、患者さんの既往歴や生活習慣といった情報も収集しておく必要があるよね!
動悸の原因が心疾患なのか、それ以外なのかによっても対策も予防も変わってきますからね!

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