浮腫の原因を特定するためには、問診、身体的検査の他にも様々な検査を行う場合があります。
本記事では、浮腫に対して行う尿検査、血液検査、画像検査について解説します。
浮腫に対しての検査
浮腫の原因を特定する検査方法として、
- 尿検査
- 血液検査
- 画像検査
…も用いられます。
以下にそれぞれの検査上のポイントについて解説します。
尿検査
尿検査は、浮腫のスクリーニングの一環として行われます。
方法としては、尿蛋白の定性的な検査や24時間尿蛋白排泄量の測定などになります。
目的としては、尿中のタンパク質やアルブミンなどを測定し、腎臓の問題による浮腫なのかどうかを判断します。
血液検査
また、血液化学的検査も浮腫の原因特定のために行われます。
この検査によって血清中の蛋白質、脂質、クレアチニン、尿素窒素、尿酸、ナトリウム、カリウム、塩素などの電解質、およびコレステロールなどが測定されます。
血液中の様々な成分の濃度やバランスを測定することで、身体の代謝状態や腎臓の機能などが評価されます。
これらの結果をもとに、疾患の原因や進行度、治療法の選択などを判断することができます。
画像検査
加えて、必要に応じて、エコー、レントゲン、MRI、CTスキャンなどの画像検査が行われることがあります。
これにより、臓器や組織の異常、血管の状態、腫瘍の有無などを評価することができます。
尿検査や血液検査が浮腫の原因判別につながることからも、リハビリセラピストは検査結果を読み取る力が求められるだろうね!
医師や看護師まかせ…ではいけないでしょうね!