総指伸筋(そうししんきん)- 起始・停止・支配神経・血液供給・主な働きや作用

総指伸筋は、手の指を伸ばす主要な筋肉であり、手首の伸展にも関与しています。
本記事ではこの総指伸筋について解説します。


総指伸筋の起始・停止

起始 上腕骨外側上顆(総伸筋腱)
停止 第2、3、4、5指の末節骨及び中節骨

総指伸筋の起始は、上腕骨の外側上顆および前腕筋膜の内面と肘関節包になります。

ちなみにこの起始部は…

  • 小指伸筋
  • 短橈側手根伸筋
  • 尺側手根伸筋

…の近位付着部としても機能します。

そこから、総指伸筋は前腕の後面の表面を下降するように走行します。
前腕のおよそ1/3で、筋腹は伸筋支帯の下の第4管を通ります。

そして第2~第5指の背側で膜状に広がります(指背腱膜)。
その末端は3分し、中央は中節骨底、両側は合して末節骨底に停止することになります。

総指伸筋はその長さにわたり複雑な経路を取り、最終的に指の背側に広がり、指の伸展と安定を助ける重要な役割を果たしているんだ!
この構造は手の機能的な適応性を高め、日常生活の多くの動作に対応する基盤を提供するんですね!

総指伸筋の神経支配

神経支配 後骨間神経(C7、C8)

指伸筋は前腕の後側に位置する筋肉で、その主な機能は手の指を伸ばすことです。
この筋肉群の神経支配は、橈骨神経の深部枝である後骨間神経によって行われます。
後骨間神経は橈骨神経から分岐し、前腕の筋肉を通過して手の背側へと走行します。

この神経は、特にC7およびC8の脊髄神経根からの入力を受けます。
これらの神経根は腕神経叢の一部であり、上肢の様々な機能に関連しています。

後骨間神経の支配を受ける指伸筋は、手の指の伸展動作を担当し、物を掴む、書く、または他の精密な手の動作を行う際に不可欠な役割を果たすんだ!
指伸筋の神経支配パターンは、手の機能と日常生活での活動の効率を保つために重要なんですね!

総指伸筋の血液供給

血液供給 後骨間動脈、橈側反回動脈、前骨間動脈

総指伸筋は、3つの異なる動脈の枝によって血液供給されます。

  • 後骨間動脈
  • 橈側反回動脈
  • 前骨間動脈

それぞれ解説します。

後骨間動脈

総指伸筋は、その血液供給において3つの主要な動脈の枝から恩恵を受けています。
最初に、後骨間動脈がこの筋肉に重要な役割を果たしています。
この動脈は前腕の深部に位置し、筋肉や他の組織への酸素と栄養素を運ぶことで筋肉の健康を支えています。
後骨間動脈は橈骨の近くから起こり、筋肉の深部を横切りながら血液を供給します。

この動脈の支配は、筋肉が持続的な活動を行う際に必要なエネルギーを提供し、効率的な機能を促進するために不可欠です。

橈側反回動脈

次に、橈側反回動脈も総指伸筋の血液供給に寄与します。
この動脈は橈骨近くから出て、前腕の橈側を通って筋肉の表面近くを走行します。
橈側反回動脈は前腕の筋肉やその他の組織への主要な血液供給路の一つであり、特に筋肉の表層部分への酸素や栄養の供給を担当します。

この動脈の流れがスムーズであることは、筋肉の適切な機能と回復能力を維持する上で重要です。

前骨間動脈

最後に、前骨間動脈も総指伸筋の血液供給を支える重要な役割を持っています。
この動脈は前腕の深部に位置し、特に筋肉の内部や他の深層組織への血流を提供します。
前骨間動脈は前腕の前側を走行し、橈骨と尺骨の間を通過しながら筋肉への栄養と酸素を運びます。

筋肉の持久力と修復プロセスを助けるためには、この動脈からの適切な血液供給が不可欠であり、筋肉の健康維持には欠かせない要素です。

総指伸筋の血液供給は、後骨間動脈、橈側反回動脈、前骨間動脈の三つの主要な動脈によって成されているんだ!
これらの動脈はそれぞれが異なる経路で筋肉へ栄養と酸素を供給し、筋肉の効率的な機能と回復を支える重要な役割を果たしているんですね!

総指伸筋の主な働き

機能 第2~5中手指節関節・指節間関節:指の伸展

総指伸筋の主な機能としては…

  • 第2~5指のMP・PIP・DIP関節の伸展
  • 手関節の背屈

…になります。
それぞれ解説します。

第2~5指のMP・PIP・DIP関節の伸展

総指伸筋はその名前の通り、主に第2~5指のMP・PIP・DIP関節の伸展に作用します。
重要なのは、この総指伸筋がひとつで指の2つの関節の屈曲動作に対抗する働き(浅指屈筋と深指屈筋)があることです。

手関節の背屈

総指伸筋は手関節をまたがることから、その収縮によってて関節の背屈作用にも貢献します。

総指伸筋は、手の指を伸ばす主要な筋肉であり、手を開く動作や物を握るときに手を放す動作に不可欠なんだ!
この筋肉は手首を横切るため、手首の伸展にも重要な役割を担っているんですね!

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