Vector AnimAction Studio v0.1
8コマの線画アニメ制作を通じて、動作を時間軸で分解・再構成する課題。
ブラウザデモ
このアプリは教育用・体験用デモです。医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使わず、作業療法士が観察しやすい視点を整理する素材として扱ってください。
このアプリで体験できること
- 連続動作の構成を、短時間のブラウザ課題として体験する
- 制作・構成系の観察視点を、ゲーム内行動と対応づける
- 速度、刺激量、支援量を変えた時の反応を考える
- 教育・研修で問いを立てるための共通素材にする
ゲームの概要
Vector AnimAction Studio v0.1 は、AnimAction のゲーム性を参考にしつつ、固有の世界観や名称には寄せすぎず、連続動作の構成を観察しやすいように再構成したブラウザデモです。
ライトペンでアニメーションを作る教育的要素を、8コマの線画アニメ制作課題として再構成した。
今回入れた仕様は、8フレーム作画、オニオンスキン、ガイド軌跡、再生、フレーム複製、スコアリング、3種ミッション。です。作業療法の文脈では、うまく遊べるかだけでなく、どの条件で行動が安定し、どこで支援が必要になるかを見ます。
操作方法
| 主な入力 | マウス/タッチで描画、1〜8でフレーム選択、Spaceで再生、ZでUndo、Cでフレーム消去、Oでオニオン、Enterで採点。 |
|---|---|
| 一時停止・調整 | HTML側の実装にあるポーズ、ミュート、速度調整などを使い、疲労や混乱が出たら中断します。 |
| 観察時の扱い | 成功率だけで判断せず、どこを見て、いつ迷い、どの支援で安定するかを記録します。 |
作業療法士が見るポイント
| 身体機能 | 姿勢保持、上肢操作、目と手の協調、疲労による操作の変化を観察します。 |
|---|---|
| 認知機能 | 巧緻性、運筆、順序性、動作分解、構成能力、注意配分、予測、手順保持、自己修正のしやすさを見ます。 |
| 情緒・意欲 | 焦り、失敗後の立て直し、再挑戦のしやすさ、課題を続けられる量を確認します。 |
| 環境調整 | 画面距離、明るさ、音量、入力方法、速度、支援量を段階的に調整します。 |
| 生活行為への転移 | 更衣・調理・移乗など一連動作を分解して考える練習への転移 |
Grading:難易度調整
難易度は固定せず、対象者の疲労や理解に合わせて段階づけます。
- フレーム数
- ガイド有無
- オニオン表示
- 制限時間
- 線の太さ
- 片手
- 両手入力
- 速度
観察・記録ポイント
- 空フレーム
- 線の位置
- 動きのなめらかさ
- 修正量
- 説明理解
- 開始前後の疲労感
- 操作の迷い
- 支援を入れた時の変化
Clinical版にするなら
今後追加したいログとして、次の項目が考えられます。現時点の投稿では、これらを実装済みの記録機能としては扱いません。
- フレーム使用率
- 線の中心位置
- なめらかさ
- 描画時間
- 修正回数
- 運筆速度
- 手指操作の持続性を記録。
- 試行ID
生活行為への転移
更衣・調理・移乗など一連動作を分解して考える練習への転移といった場面を考える手がかりになります。ただし、ゲーム内の行動をそのまま生活能力に置き換えず、実際の環境、本人の疲労、道具、支援者の関わりと合わせて解釈します。
注意点・リスク管理
- 疲労、眼精疲労、めまい、焦りが出たら中断します。
- 点滅や音刺激が負担になる場合は、音量や画面輝度を下げ、短時間で実施します。
- 失敗体験が強く残らないよう、速度や刺激量を下げ、支援量を調整します。
- ゲームというより制作ツール寄り。描画の質評価は簡易指標で、美術的評価ではない。
- 上肢疲労、細かい操作への挫折、評価と作品性の混同。
- 医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使いません。
教育・研修での問い
動きを8コマに分けると、どの要素が抜けやすいか?
まとめ
Vector AnimAction Studio v0.1 は、連続動作の構成を作業療法士が観察しやすい視点で整理するための教育用・体験用デモです。結果の点数だけでなく、迷い方、修正の仕方、支援で変化する条件を見ていくことが大切です。