Vector Art Master Lab v0.1
線を引く、消す、模写する、左右対称に描くという制作活動を観察する課題。
ブラウザデモ
このアプリは教育用・体験用デモです。医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使わず、作業療法士が観察しやすい視点を整理する素材として扱ってください。
このアプリで体験できること
- 描画・模写・構成能力を、短時間のブラウザ課題として体験する
- 制作・構成系の観察視点を、ゲーム内行動と対応づける
- 速度、刺激量、支援量を変えた時の反応を考える
- 教育・研修で問いを立てるための共通素材にする
ゲームの概要
Vector Art Master Lab v0.1 は、Art Master のゲーム性を参考にしつつ、固有の世界観や名称には寄せすぎず、描画・模写・構成能力を観察しやすいように再構成したブラウザデモです。
ライトペンで絵を描く原作要素を、ブラウザ上の線画作成・模写・採点課題として再構成した。
今回入れた仕様は、SKETCH/LINE/FAN/ERASE、ミラー、グリッド、ガイド、テンプレート模写、PNG保存、模写スコア。です。作業療法の文脈では、うまく遊べるかだけでなく、どの条件で行動が安定し、どこで支援が必要になるかを見ます。
操作方法
| 主な入力 | マウス/タッチで描画、1〜4でツール、Gでガイド、Mでミラー、ZでUndo、CでClear、Enterで採点。 |
|---|---|
| 一時停止・調整 | HTML側の実装にあるポーズ、ミュート、速度調整などを使い、疲労や混乱が出たら中断します。 |
| 観察時の扱い | 成功率だけで判断せず、どこを見て、いつ迷い、どの支援で安定するかを記録します。 |
作業療法士が見るポイント
| 身体機能 | 姿勢保持、上肢操作、目と手の協調、疲労による操作の変化を観察します。 |
|---|---|
| 認知機能 | 巧緻性、視空間構成、模写、修正、創作意欲、注意配分、予測、手順保持、自己修正のしやすさを見ます。 |
| 情緒・意欲 | 焦り、失敗後の立て直し、再挑戦のしやすさ、課題を続けられる量を確認します。 |
| 環境調整 | 画面距離、明るさ、音量、入力方法、速度、支援量を段階的に調整します。 |
| 生活行為への転移 | 書字、図形模写、手作業、趣味活動、作品づくりへの参加 |
Grading:難易度調整
難易度は固定せず、対象者の疲労や理解に合わせて段階づけます。
- ガイド有無
- テンプレート種類
- ミラー
- グリッド
- 制限時間
- 入力機器
- 速度
- 敵数/刺激量
観察・記録ポイント
- 線の震え
- 始点終点
- 消し方
- 全体構成
- 途中での見直し
- 開始前後の疲労感
- 操作の迷い
- 支援を入れた時の変化
Clinical版にするなら
今後追加したいログとして、次の項目が考えられます。現時点の投稿では、これらを実装済みの記録機能としては扱いません。
- 筆跡軌跡
- 線の震え
- 模写誤差
- 視空間構成
- 修正回数
- 左右対称性
- 作業持続時間を記録。
- 試行ID
生活行為への転移
書字、図形模写、手作業、趣味活動、作品づくりへの参加といった場面を考える手がかりになります。ただし、ゲーム内の行動をそのまま生活能力に置き換えず、実際の環境、本人の疲労、道具、支援者の関わりと合わせて解釈します。
注意点・リスク管理
- 疲労、眼精疲労、めまい、焦りが出たら中断します。
- 点滅や音刺激が負担になる場合は、音量や画面輝度を下げ、短時間で実施します。
- 失敗体験が強く残らないよう、速度や刺激量を下げ、支援量を調整します。
- PNG保存は画面コピー型。模写スコアは距離・カバー率・描画量の簡易評価。
- 採点を美術評価と混同しない。失敗体験が強くならないよう説明が必要。
- 医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使いません。
教育・研修での問い
模写で難しかったのは線の位置か、全体構成か?
まとめ
Vector Art Master Lab v0.1 は、描画・模写・構成能力を作業療法士が観察しやすい視点で整理するための教育用・体験用デモです。結果の点数だけでなく、迷い方、修正の仕方、支援で変化する条件を見ていくことが大切です。