Vector Cargo Defense v0.1
自分の操作と守る対象の両方に注意を向ける防衛型課題。
ブラウザデモ
このアプリは教育用・体験用デモです。医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使わず、作業療法士が観察しやすい視点を整理する素材として扱ってください。
このアプリで体験できること
- 防衛対象への注意配分を、短時間のブラウザ課題として体験する
- 注意配分・防衛系の観察視点を、ゲーム内行動と対応づける
- 速度、刺激量、支援量を変えた時の反応を考える
- 教育・研修で問いを立てるための共通素材にする
ゲームの概要
Vector Cargo Defense v0.1 は、Rip Off のゲーム性を参考にしつつ、固有の世界観や名称には寄せすぎず、防衛対象への注意配分を観察しやすいように再構成したブラウザデモです。
中央の貨物を敵に奪われないよう守る防衛型シューティングの構造を核にした。
今回入れた仕様は、貨物防衛、敵の強奪行動、自機射撃、慣性移動、Wave進行、残存貨物数、スコア。です。作業療法の文脈では、うまく遊べるかだけでなく、どの条件で行動が安定し、どこで支援が必要になるかを見ます。
操作方法
| 主な入力 | A/Dまたは←/→で回転、W/↑で推進、S/↓でブレーキ、Spaceで射撃、Shiftで防御/集中、Pでポーズ。 |
|---|---|
| 一時停止・調整 | HTML側の実装にあるポーズ、ミュート、速度調整などを使い、疲労や混乱が出たら中断します。 |
| 観察時の扱い | 成功率だけで判断せず、どこを見て、いつ迷い、どの支援で安定するかを記録します。 |
作業療法士が見るポイント
| 身体機能 | 姿勢保持、上肢操作、目と手の協調、疲労による操作の変化を観察します。 |
|---|---|
| 認知機能 | 二重課題、監視、優先順位、距離管理、注意配分、予測、手順保持、自己修正のしやすさを見ます。 |
| 情緒・意欲 | 焦り、失敗後の立て直し、再挑戦のしやすさ、課題を続けられる量を確認します。 |
| 環境調整 | 画面距離、明るさ、音量、入力方法、速度、支援量を段階的に調整します。 |
| 生活行為への転移 | 見守り、物品管理、介助場面、複数対象への注意 |
Grading:難易度調整
難易度は固定せず、対象者の疲労や理解に合わせて段階づけます。
- 貨物数
- 敵速度
- 敵の狙い
- マップ広さ
- 警告表示
- 速度
- 敵数/刺激量
- 時間制限
観察・記録ポイント
- 守る対象を見失う
- 敵撃破への固執
- 距離管理
- 戻る判断
- 開始前後の疲労感
- 操作の迷い
- 支援を入れた時の変化
- 失敗後の立て直し
Clinical版にするなら
今後追加したいログとして、次の項目が考えられます。現時点の投稿では、これらを実装済みの記録機能としては扱いません。
- 防衛対象への注意配分
- 敵接近への反応
- 優先順位判断
- 射撃精度
- 複数対象監視を記録。
- 試行ID
- 開始・終了時刻
- 入力デバイス
生活行為への転移
見守り、物品管理、介助場面、複数対象への注意といった場面を考える手がかりになります。ただし、ゲーム内の行動をそのまま生活能力に置き換えず、実際の環境、本人の疲労、道具、支援者の関わりと合わせて解釈します。
注意点・リスク管理
- 疲労、眼精疲労、めまい、焦りが出たら中断します。
- 点滅や音刺激が負担になる場合は、音量や画面輝度を下げ、短時間で実施します。
- 失敗体験が強く残らないよう、速度や刺激量を下げ、支援量を調整します。
- 撃破だけでなく守る対象への注意が必要。敵AIが単純だと面白さが弱くなる。
- 防衛/攻撃表現に注意。臨床では見守り・注意配分として扱う。
- 医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使いません。
教育・研修での問い
自分の操作と守る対象、どちらに注意が偏ったか?
まとめ
Vector Cargo Defense v0.1 は、防衛対象への注意配分を作業療法士が観察しやすい視点で整理するための教育用・体験用デモです。結果の点数だけでなく、迷い方、修正の仕方、支援で変化する条件を見ていくことが大切です。