Vector Melody Master Lab v0.1
音の順序を聞いて再現する、聴覚注意とワーキングメモリの課題。
ブラウザデモ
このアプリは教育用・体験用デモです。医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使わず、作業療法士が観察しやすい視点を整理する素材として扱ってください。
このアプリで体験できること
- 聴覚注意と順序記憶を、短時間のブラウザ課題として体験する
- 記憶・聴覚注意系の観察視点を、ゲーム内行動と対応づける
- 速度、刺激量、支援量を変えた時の反応を考える
- 教育・研修で問いを立てるための共通素材にする
ゲームの概要
Vector Melody Master Lab v0.1 は、Melody Master のゲーム性を参考にしつつ、固有の世界観や名称には寄せすぎず、聴覚注意と順序記憶を観察しやすいように再構成したブラウザデモです。
音と視覚提示を使い、メロディ再現・順序記憶・反応を行う教育的ゲーム性を核にした。
今回入れた仕様は、音階ボタン、メロディ提示、再現課題、記憶課題、スコア、連続正答、ミュート対応。です。作業療法の文脈では、うまく遊べるかだけでなく、どの条件で行動が安定し、どこで支援が必要になるかを見ます。
操作方法
| 主な入力 | マウス/タッチまたは数字キーで音を選択、Spaceで再生/開始、Enterで回答、Pでポーズ、Mでミュート。 |
|---|---|
| 一時停止・調整 | HTML側の実装にあるポーズ、ミュート、速度調整などを使い、疲労や混乱が出たら中断します。 |
| 観察時の扱い | 成功率だけで判断せず、どこを見て、いつ迷い、どの支援で安定するかを記録します。 |
作業療法士が見るポイント
| 身体機能 | 姿勢保持、上肢操作、目と手の協調、疲労による操作の変化を観察します。 |
|---|---|
| 認知機能 | 聴覚注意、順序記憶、ワーキングメモリ、反応選択、注意配分、予測、手順保持、自己修正のしやすさを見ます。 |
| 情緒・意欲 | 焦り、失敗後の立て直し、再挑戦のしやすさ、課題を続けられる量を確認します。 |
| 環境調整 | 画面距離、明るさ、音量、入力方法、速度、支援量を段階的に調整します。 |
| 生活行為への転移 | 服薬手順、電話番号、指示理解、手順記憶 |
Grading:難易度調整
難易度は固定せず、対象者の疲労や理解に合わせて段階づけます。
- 提示音数
- 速度
- 視覚ヒント
- 再生回数
- 回答方式
- 音量
- 敵数/刺激量
- 時間制限
観察・記録ポイント
- 聞き返し
- 順序入れ替え
- 途中忘れ
- 視覚ヒント利用
- 開始前後の疲労感
- 操作の迷い
- 支援を入れた時の変化
- 失敗後の立て直し
Clinical版にするなら
今後追加したいログとして、次の項目が考えられます。現時点の投稿では、これらを実装済みの記録機能としては扱いません。
- 順序記憶
- 聴覚注意
- 反応時間
- 誤答パターン
- 提示長別成績
- 視覚代償の有無を記録。
- 試行ID
- 開始・終了時刻
生活行為への転移
服薬手順、電話番号、指示理解、手順記憶といった場面を考える手がかりになります。ただし、ゲーム内の行動をそのまま生活能力に置き換えず、実際の環境、本人の疲労、道具、支援者の関わりと合わせて解釈します。
注意点・リスク管理
- 疲労、眼精疲労、めまい、焦りが出たら中断します。
- 点滅や音刺激が負担になる場合は、音量や画面輝度を下げ、短時間で実施します。
- 失敗体験が強く残らないよう、速度や刺激量を下げ、支援量を調整します。
- 音が使えない環境に備え、色や位置の視覚提示も必要。聴覚課題として使うなら音量管理が必須。
- 聴覚過敏、難聴、音量、失語/構音との混同に注意。
- 医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使いません。
教育・研修での問い
音の順序をどう覚えていたか?
まとめ
Vector Melody Master Lab v0.1 は、聴覚注意と順序記憶を作業療法士が観察しやすい視点で整理するための教育用・体験用デモです。結果の点数だけでなく、迷い方、修正の仕方、支援で変化する条件を見ていくことが大切です。