Vector Narrow Escape Run v0.1
狭い通路を通るときの速度調整と接触回避を観察する疑似3D課題。
ブラウザデモ
このアプリは教育用・体験用デモです。医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使わず、作業療法士が観察しやすい視点を整理する素材として扱ってください。
このアプリで体験できること
- 狭路通過・奥行き予測を、短時間のブラウザ課題として体験する
- 視覚・奥行き予測系の観察視点を、ゲーム内行動と対応づける
- 速度、刺激量、支援量を変えた時の反応を考える
- 教育・研修で問いを立てるための共通素材にする
ゲームの概要
Vector Narrow Escape Run v0.1 は、3D Narrow Escape のゲーム性を参考にしつつ、固有の世界観や名称には寄せすぎず、狭路通過・奥行き予測を観察しやすいように再構成したブラウザデモです。
狭い通路を疑似3Dで進み、壁・ゲート・障害物との接触を避ける緊張感を核にした。
今回入れた仕様は、疑似3D前方視点、狭路ラン、障害物接近、ゲート通過、速度上昇、スコア、ライフ、ベクター風表示。です。作業療法の文脈では、うまく遊べるかだけでなく、どの条件で行動が安定し、どこで支援が必要になるかを見ます。
操作方法
| 主な入力 | 矢印/WASDで左右・上下移動、Spaceで加速またはアクション、Shiftで減速/集中、Pでポーズ、Mでミュート。 |
|---|---|
| 一時停止・調整 | HTML側の実装にあるポーズ、ミュート、速度調整などを使い、疲労や混乱が出たら中断します。 |
| 観察時の扱い | 成功率だけで判断せず、どこを見て、いつ迷い、どの支援で安定するかを記録します。 |
作業療法士が見るポイント
| 身体機能 | 姿勢保持、上肢操作、目と手の協調、疲労による操作の変化を観察します。 |
|---|---|
| 認知機能 | 視覚追跡、奥行き予測、速度調整、衝突回避、注意配分、予測、手順保持、自己修正のしやすさを見ます。 |
| 情緒・意欲 | 焦り、失敗後の立て直し、再挑戦のしやすさ、課題を続けられる量を確認します。 |
| 環境調整 | 画面距離、明るさ、音量、入力方法、速度、支援量を段階的に調整します。 |
| 生活行為への転移 | 歩行・車椅子・屋内移動での狭路通過、通路や家具との距離調整 |
Grading:難易度調整
難易度は固定せず、対象者の疲労や理解に合わせて段階づけます。
- 通路幅
- 速度
- 障害物頻度
- 制限時間
- 入力方法
- 支援量
- 敵数/刺激量
- 時間制限
観察・記録ポイント
- 接触回数
- 減速タイミング
- 過修正
- 左右偏り
- 焦り
- 視線の先読み
- 開始前後の疲労感
- 操作の迷い
Clinical版にするなら
今後追加したいログとして、次の項目が考えられます。現時点の投稿では、これらを実装済みの記録機能としては扱いません。
- 狭路通過率
- 壁接触回数
- 反応時間
- 視覚探索
- 速度調整
- 左右偏り
- 疲労によるエラー増加を記録。
- 試行ID
生活行為への転移
歩行・車椅子・屋内移動での狭路通過、通路や家具との距離調整といった場面を考える手がかりになります。ただし、ゲーム内の行動をそのまま生活能力に置き換えず、実際の環境、本人の疲労、道具、支援者の関わりと合わせて解釈します。
注意点・リスク管理
- 疲労、眼精疲労、めまい、焦りが出たら中断します。
- 点滅や音刺激が負担になる場合は、音量や画面輝度を下げ、短時間で実施します。
- 失敗体験が強く残らないよう、速度や刺激量を下げ、支援量を調整します。
- 厳密な3Dではなくz座標投影の疑似3D。速度が上がると難易度が急に上がるため、判定調整が重要。
- 酔い・焦り・点滅刺激・過速度。運転や歩行評価とは明確に区別。
- 医療機器ではありません。評価や治療方針の決定には使いません。
教育・研修での問い
狭い場所を通る時、どこを見て、いつ減速しているか?
まとめ
Vector Narrow Escape Run v0.1 は、狭路通過・奥行き予測を作業療法士が観察しやすい視点で整理するための教育用・体験用デモです。結果の点数だけでなく、迷い方、修正の仕方、支援で変化する条件を見ていくことが大切です。