作業療法でリハビリとして陶芸って…最近やってないかもしれません。
結構準備も大変だし、私自身そんなに経験もないし…。
でも、調べるとこの陶芸の作業療法としての効果がすごいんです。
そこで今回は、作業療法による陶芸の目的と効果について解説してみます!
作業療法による陶芸の目的と効果について
結論から言ってしまえば、陶芸にはこんな効果が期待できます。
- 手先の能力の向上
- 空間認識力の向上
- 精神的なリラックス効果
- 自己肯定感の向上
- 記憶力の向上
- 社会的な交流の促進
以下に掘り下げて解説します。
手先の能力の向上
陶芸は、手を使って自分の想像力を形にすることができる芸術的なアクティビティです。
陶芸をすることにより、患者さんの手先の技能を向上させる訓練として活用できます。
例えば、陶芸材料を使って器を作る際には、器を作り上げる過程で細心な手先のスキルが必要となりますからね。
空間認識力の向上
また、陶芸をすることにより、空間観察力も向上することができます。
陶芸をする上では、自分の手で作り上げる器の構造や形状に対する空間的な理解力が必要となります。
周囲の環境への空間認識…というよりは、目の前にある物体に対しての空間認識への向上が期待できますかね。
精神的なリラックス効果
陶芸は、手を動かして作り上げることが目的です。
その過程にはそこそこの集中力を必要とするため、精神的なリラックス効果が期待できます。
陶芸は、意図しないところで手の動きに集中することができ、長時間の集中力を保つことができるんです。
これが結果として不安やストレスの減少につながるんですね。
自己肯定感の向上
また陶芸で一つの作品を作り上げることによって、達成感を得られます。
これによって自己評価や自己肯定感が向上することも期待されます。
陶芸は、自分の想像力や創造力をフルに活用することができるアクティビティです。
作業療法として使用される場合は、患者さんの自己表現の機会が与えられます。
これは、手を動かして物を作り上げることによって、自分の感情や考えを物理的に表現することができるからです。
陶芸を通じて表現することは、自分自身を理解するための新しい視点を与えることもあります。
また、陶芸を通じて他の人とコミュニケーションすることもできますからね。
自分ががんばって作った作品を褒められたら、自信にもつながりますからね!
記憶力の向上
作業療法による陶芸は、記憶力を向上させる効果も期待できます。
これは陶芸を通じて多様な情報を記憶し、覚えることが求められるからになります。
例えば陶芸をするには、その過程での土の練り方や形状、テクニックなどに関連する情報を覚えることが求められます。
加えて集中力も必要とするため、結果として記憶力の向上につながる…とされています。
これは、集中することによって、脳が情報をより効果的に記憶することができるためのようです。
社会的な交流の促進
精神科の作業療法では、陶芸はグループ活動として行われることが多いです。
グループで陶芸をすることにより、コミュニケーション能力や協調性、リーダーシップなどの社会的なスキルを身に付けることができます。
また、他の人と共通の興味や趣味を持つことで、新しい友達や繋がりを作ることもできます。
陶芸を通じて、社会的な交流の促進やコミュニケーション能力の向上などが期待できます。
まとめ
今回は作業療法による陶芸の目的や期待できる効果について解説しました。
…ってなまとめ方でいかがでしょうか??