血圧に関する疑問

本記事では血圧に関する様々な疑問について解説します。

血圧測定の聴診法と触診法、どちらが推奨されるの?

血圧測定には、聴診法と触診法があります。
聴診法は、血圧計と聴診器を用いて測定する方法で、触診法は、血圧計と指による触診で測定する方法です。
基本的には聴診法が用いられますが、うまく聴診できない場合や、血圧が低下している場合には、触診法が用いられることがあります。

血圧計は手動と自動、どちらが推奨されている?

自動血圧計は、腕に巻くだけで簡単に測定できるため、手動血圧計よりも使いやすいとされています。
自動血圧計は、脈拍の圧で腕の締め付けを決めるため、手動血圧計と異なる測定方式を採用しています。

ただし、手動血圧計と比べて測定精度が低いことがあるため、正確な測定を行いたい場合は手動血圧計を使用することが推奨されているようです。

手首式と上腕式、どちらが正確か?

上腕式血圧計と手首式血圧計の測定値を比較すると、時折差が生じることがあります。
上腕と手首の血管は太さや硬さに違いがあり、そのため血圧値にも差が生じてしまう…というのが理由のようです。

さらに、手首式血圧計の測定時には、機器の位置(腕の高さ)によって値が変動することがあります。
心臓よりも低い位置で測定した場合、血圧値は高く表示される傾向があります。
逆に、心臓よりも高い位置で測定した場合、血圧値は低く表示される傾向があります。
この差を少なくするためにも、測定する際には機器の位置を「心臓と同じ高さ」に合わせるようにお願いすることが重要といえます。

また…

  • 手首で測定した血圧は「手首の血圧」
  • 上腕で測定した血圧は「上腕の血圧」

…と呼ばれます。

これらの測定値は正しく行われますが、値に差があっても「どちらかが誤っている」ということではありません。
ただ、念のためにも記録の際に補足情報として記載しておくとなお良いかもしれません。

血圧測定は、患者さん自身ができる毎日の健康管理の一つだろうね!
だからこそ、よくある疑問点についてはセラピストが知っておく必要があるでしょうね!

血圧とは? 血圧の測定方法(触診法)
血圧の測定方法(聴診法) 血圧に関する疑問
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