動悸とはどんな症状?- 定義・自覚症状・関連する重篤な状況について

講座

「なんだかドキドキする」「心臓が苦しい」といった”動悸”の症状を訴える患者は多くいらっしゃいます。
本記事では…

  • 動悸の定義
  • 動悸の自覚症状
  • 動悸と関連する重篤な状況

…について解説します。

動悸とは?

“動悸”の定義ですが、動悸とは”心臓の拍動を不快な感覚として自覚する状態”になります1)
別名”心悸亢進”とも呼ばれます。
動悸は主観的な症状であり、他人が観察できるものではありません。

医学的な側面から定義すると、”動悸”とは、自身の心拍数と必要な心拍数との不一致が生じ、心臓の拍動が自覚される状態を指します。

動悸の自覚症状について

では、この動悸は身体的にはどのように現れるのでしょうか?
一般的には動悸の自覚症状には…

  • 脈が飛ぶ
  • 脈拍数の増加
  • 心臓の拍動の自覚
  • 脈の乱れ

…などがあります。
以下にそれぞれ解説します。

脈が飛ぶ

動悸の自覚症状の一つで、まばたきや呼吸などの一時的な身体的な動作によって脈が途切れるような感覚があります。
心拍が不規則になったり、心臓の興奮が引き起こされたりすることによって生じることがあります。

脈が飛ぶ感覚は、心臓のリズムに関連した問題や心房細動といった心臓の異常のサインかもしれません。

脈拍数の増加

動悸を感じると、自覚的に脈拍数が通常よりも速く感じられることがあります。
心臓の拍動が加速するため、胸の中で心臓の鼓動が強く感じられるかもしれません。

脈拍数の増加は、身体的または心理的なストレス、運動、過剰な摂取物質(カフェインや刺激性のある薬物)などによって引き起こされることがあります。

心臓の拍動の自覚

動悸を感じると、心臓の拍動を明確に自覚することがあります。
通常よりも心臓の拍動が強く感じられ、鼓動が胸に響くように感じられることもあります。

この症状は心拍数の増加や心臓の興奮に関連しており、不安や緊張、身体的な活動の増加、または心臓の異常が原因となることがあります。

脈の乱れ

動悸を感じると、脈が通常のリズムから乱れたり不規則になったりすることがあります。
心拍の間隔が一定でなくなり、心臓の拍動がスキップしたり追い越したりする感覚があります。
これは心房細動や不整脈などの心臓の異常の兆候として現れる場合があります。

脈の乱れが続く場合は、医療専門家に相談することが重要です。

動悸と関連する重篤な状況

動悸は、心臓に関連するだけに不安が高まりますが、7〜8割は心配のない動悸ともいわれています。
ただ、残りの2〜3割の中には命に関係する危険な病が隠れていることがあるので注意が必要です。

ここでは、動悸に関連する重篤な状況として…

  • 心臓発作や不整脈の可能性
  • パニック発作や不安障害との関連性
  • 他の疾患との共存の可能性(糖尿病、高血圧など)

…について解説します。

心臓発作や不整脈の可能性

動悸は心臓発作(心筋梗塞)や不整脈の一つの症状として現れることがあります。
心臓発作は、冠状動脈の閉塞によって心筋が酸素不足になることで起こります。
また、不整脈は、心臓の電気的な異常により心拍が乱れる状態を指します。

特に、胸痛や息切れ、めまい、吐き気などの症状が伴う場合は、直ちに医師の診察が必要になります。

パニック発作や不安障害との関連性

動悸は、パニック発作や不安障害と密接に関連して現れることもあります。
このパニック発作は、突然の強い不安や恐怖、心拍増加などの症状が現れる急性の状態です。
また、不安障害は慢性的な不安や恐怖が日常生活に影響を与える状態です。
これらの状態では、動悸が発作的に現れることがあります。

心身のストレスや過度の不安が動悸を引き起こす可能性があります。

他の疾患との共存の可能性(糖尿病、高血圧など)

その他の動悸の自覚症状としては、糖尿病や高血圧などの他の疾患と関連して現れることがあります。
糖尿病は、血糖値の異常が血管や神経に影響を与えることで心血管系の問題を引き起こす可能性があります。
また、高血圧は血圧の持続的な上昇が心臓に負担をかけることで不整脈や心筋肥大を引き起こす可能性があります。

これらの疾患が存在する場合、心臓への負担が増加し、動悸が現れる可能性があります。

参考

1)動悸について

動悸はすぐにチェックできる身近な症状の一つといえるね!
だからこそ、セラピストは動悸について知っておく必要がありますね!

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