睡眠時間はしっかりとっているつもりでも…
- 運転してても眠い
- 仕事中も眠い
- 朝は頭痛で目が覚める
- なんだか調子が悪い
…こんな症状の方は、もしかすると睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群の検査では、多くの場合まず自宅での簡易診断装置による検査を行います。
そこで今回は、睡眠時無呼吸症候群の簡易診断装置の検査項目や方法について解説します。
睡眠時無呼吸症候群の簡易診断装置について
この簡易診断装置による検査では…
- 睡眠中の呼吸の状態
- 血液中の酸素飽和度
…などを同時に測定し、無呼吸の有無を知ることができます。
使用方法
この簡易検査は自宅で簡単に行うことができます。
テープでセンサを指に貼り付け、本体をお腹周りにベルトで固定し、本体のボタンを押して検査スタート…と、いたってシンプルです。
鼻からの呼吸探知のためチューブをつけての就寝なので多少違和感はあるものの、ほぼいつも通り眠ることができました!
検査項目
ちなみにこの簡易診断装置では何が検査結果としてわかるのか?っていうと…
- 呼吸
- 呼吸努力
- いびき
- 血中酸素飽和度(SpO₂)
- 脈拍数
- 体位
- 体動
…の7項目が記録データとして残ります。
検査判定できない項目
一方、この簡易診断装置だけでは検査判定できないものもあります。
- 重症度判定
- 睡眠段階判定
- 中途覚醒検出
これらの項目は精密型による入院検査によって判定されるんだ!
それが終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG検査) なんですね!
簡易診断装置(Smart Watch E)の解析レポートについて
2018年1月に2日間にわたって自宅で実施した結果です。
1日目の解析結果
検査時間 | SpO2中央値 | SpO2最低値 |
---|---|---|
352分 | 97.0% | 87% |
2日目の解析結果
検査時間 | SpO2中央値 | SpO2最低値 |
---|---|---|
246分 | 95.0% | 80% |
簡易検査結果
- 1時間あたり平均約25.3回呼吸が停止(or低下)していた
- 最も長いときで、約51秒間呼吸が停止していた
- いびきは1時間あたり平均約8.5回かいていた
…という結果がでました!
そりゃあ日中眠いわけです。。
睡眠時無呼吸症候群の簡易診断装置は非常に簡単に自宅でできるんだ!
もちろん簡易検査だけでは不十分ですが、日中の眠気症状に悩んでいる方は一度検査してみることをお勧めします!