半側空間無視の責任病巣

“半側空間無視”の責任病巣はどこになるのでしょうか?
本記事では半側空間無視の責任病巣について解説します。

半側空間無視の責任病巣

一般的には、半側空間無視の症状は主に脳の対側半球の損傷によって引き起こされます。
通常は…

  • 中大脳動脈灌流域
  • 下頭頂小葉
  • 後大脳動脈灌流域

…などの脳領域が関与しているとされています。

中大脳動脈灌流域

半側空間無視の責任病巣の一つに”中大脳動脈灌流域”があげられます。
この中大脳動脈灌流域は、脳内で大脳半球の側面および上部を管轄する領域を指します。

この領域の損傷が起こると、主に側頭葉、頭頂葉、後頭葉などが影響を受けます。

下頭頂小葉

また、”下頭頂小葉”の損傷が影響を与えることがあります。
下頭頂小葉は脳の頭頂葉の下方に位置し、視覚情報の処理や空間認知に関与しています。

後大脳動脈灌流域

“後大脳動脈灌流域”の損傷も半側空間無視の責任病巣の一つです。
後大脳動脈灌流域は、脳の後部に位置し、視覚情報の処理や空間認知に関与します。

側頭-後頭葉内側面、視床、前頭葉などが関与する可能性があります。

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