くも膜下出血は発症後の手術などの対応だけでなく、合併症に対しても注意を払う必要があります。
本記事では…
- くも膜下出血の合併症
- くも膜下出血の予後
…について解説します。
くも膜下出血の合併症
くも膜下出血の合併症ですが、主なものとして…
- 脳血管攣縮
- 水頭症
- 脳神経障害
- 痙攣
…などがあげられます。
以下にそれぞれ解説します。
脳血管攣縮
くも膜下出血による出血や血液の貯留が脳血管を刺激し、血管が収縮することがあります。
これは脳血流の障害を引き起こし、神経機能の低下や神経障害をもたらす可能性があります。
水頭症
くも膜下出血によって脳脊髄液の流れが阻害されると、脳室内の圧力が上昇し、水頭症を引き起こす可能性があります。
水頭症は脳の機能障害や頭部の腫脹を引き起こすことがあります。
脳神経障害
くも膜下出血が脳神経に影響を与えることがあります。
例えば、視覚障害、聴覚障害、顔面神経麻痺などが報告されています。
痙攣
くも膜下出血によって脳の神経組織が刺激されると、痙攣を引き起こす可能性があります。
これは筋肉の不随意な収縮やけいれん発作として現れることがあります。
くも膜下出血の予後
では、くも膜下出血の場合、どのような予後を辿るのでしょうか?
ここでは…
- 死亡率
- 障害や後遺症
- 再出血
…について解説します。
死亡率
くも膜下出血は重篤な状態であり、早期の診断と適切な治療が重要ですが、重症なケースでは死亡率が高いことがあります。
治療の遅れや合併症の存在が予後に影響を与えることがあります。
障害や後遺症
くも膜下出血の後、一部の患者は脳機能の障害や身体的な後遺症を経験することがあります。
これには、認知機能の低下、運動機能の障害、言語障害、感覚障害などが含まれます。
後遺症の程度は出血の場所と重症度によって異なります。
再出血
くも膜下出血の治療後、再出血のリスクが存在します。
適切な治療とフォローアップケアの重要性が示されています。
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再出血、脳血管攣縮、水頭症が3大合併症と言われてるね!
それに伴う片麻痺や高次脳機能障害が、生活に悪影響を及ぼすことになりますからね。
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