BADS(遂行機能検査) – 特徴・評価目的・検査方法・点数・カットオフ値など

特徴・評価目的・検査方法・点数・カットオフ値など 検査

前頭葉の損傷で起こりやすい高次脳機能障害の1つに遂行機能障害があります。
今回はこの遂行機能障害への神経心理学検査であるBADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)の特徴や目的、方法や点数、カットオフ値などについて解説します。


BADS(遂行機能検査)とは?

BADS(遂行機能検査)とは?
BADS(Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome)は、遂行機能障害対して用いられる神経心理学的検査の一つです。
実行機能は、計画、柔軟性、問題解決、作業記憶などを含む高次脳機能の一部であり、これらの機能は主に前頭葉によって制御されます。
BADSは、これらの実行機能を日常生活における状況で評価するために開発されました。

BADSの原版は、1996年にイギリスのWilsonらによって発表されています。

BADSの特徴

BADSの特徴
BADSの主要な特徴ですが、ここでは…

  • 広範な実行機能の評価
  • 生態学的妥当性
  • 異なる神経学的障害における適用性

…について解説します。

広範な実行機能の評価

BADSは、計画立て、組織化、抑制、シフト(認知の柔軟性)、認知推定、モニタリングなど、実行機能の広範囲を評価します1)
そもそも、上述したようにBADSは、日常生活における実行機能の複雑な側面を評価するために開発されました。
このツールは、単に認知機能の障害だけでなく、それが日常生活のタスクにどのように影響するかを理解することを目的としています。
例えば、計画立てや問題解決の能力は、仕事や日常生活における意思決定に直接関連しています。

つまりBADSを用いることで、特定の実行機能の障害がどのように患者の日常生活に影響を及ぼすかを詳細に理解できるということになります。

生態学的妥当性

また、BADSは実行機能障害の評価における生態学的妥当性を高めることを目指しています2)
生態学的妥当性は、評価ツールが現実の状況や日常生活の状況をどの程度正確に反映しているかを示します。
BADSは、実際の日常生活の課題を模倣するサブテストを含んでおり、これにより実行機能障害が個人の日常生活にどのように影響するかをより正確に評価できます。

このアプローチは、患者の実際の能力と制限を理解する上で非常に重要になります。

異なる神経学的障害における適用性

BADSは、パーキンソン病、脳損傷、統合失調症など、様々な神経学的障害の患者に適用され、その有効性が示されています3)
BADSの汎用性は、異なる種類の神経学的障害を持つ患者の評価において非常に有用です。
各サブテストは、特定の実行機能の側面を評価するために設計されており、これにより特定の障害においてどの実行機能が影響を受けているかを理解できます。
これは、個々の患者に対するより個別化された治療計画を立てるための重要な情報を提供します。
これらの特徴は、BADSが実行機能障害の包括的かつ現実的な評価を提供するための重要な要素です。

このアプローチにより、神経学的障害のある人々の評価、介入、および治療計画において、より正確で実践的な情報が得られます。

臨床では脳卒中や頭部外傷による遂行機能障害の方に対して行われる印象が多いね!
パーキンソン病や統合失調症などにも有効ですから、対象疾患は比較的広いんですね!

目的

bads,目的
結論から言えば、BADSの目的は対象者の遂行機能障害を検出し、日常生活上の問題を予測することになります。

遂行機能障害は認知心理学において…

  • 課題の創造性
  • 注意
  • 計画
  • 実行
  • 監視

…などを含む課題において、障害があることを示す状況を指します。
遂行機能障害があると、日常生活で課題の実行やコミュニケーションなどに支障をきたすことになり得ます。
(例:探しもの、時間の把握、物の保管などが困難になるetc)

BADSによってクライアントの遂行機能障害の有無が確認され、適切な治療プランが立てられることが期待されます。

BADSによる検査内容について

BADSによる検査内容について
BADSは次の6つの下位検査と1つの質問票によって構成されています。

  • 規則変換カード検査
  • 行為計画検査
  • 鍵探し検査
  • 時間判断検査
  • 動物園地図検査
  • 修正6要素検査

それぞれ詳しく解説します。

規則変換カード検査

BADSに含まれる「規則変換カード検査(Rule Shift Cards Test)」は、被験者の柔軟性とルールに基づく行動の調整能力を評価するためのテストです。
以下にその方法を簡潔に説明します。

目的

このテストは、被験者が変化する規則に適応し、それに従って行動を変更する能力を評価することを目的としています。

テスト準備

このテストでは、21枚の赤と黒のトランプカードを使って行われます。

基本ルールの説明

検査は前半と後半に分かれており、まずは前半でカードを1枚ずつめくり、赤のカードなら「はい」、黒のカードなら「いいえ」と被検者に言わせます。

規則の変更

テストの後半で、評価者は規則を変更します。
後半では新しいカードが前のカードと同じ色なら「はい」、違う色なら「いいえ」と言わせます。

被験者の適応

被験者は、新しいルールに適応し、それに従ってカードを分類する必要があります。

評価

被験者のパフォーマンスは、ルールの変更にどれだけ迅速かつ正確に適応できるかに基づいて評価されます。
反応の正確性と、ルール変更に対する適応能力が主な焦点です。

このテストは、被験者が新しい情報や変化する状況にどのように反応し適応するかを評価するために用いられるんだ!
実行機能障害、特に認知の柔軟性や計画立ての能力に問題がある場合に、このテストは有用な情報を提供することができますね!

行為計画検査

BADSの「行為計画検査(Action Program Test)」は、計画立てと行動の実行能力を評価するためのテストです。
以下にその方法を簡潔に説明します。

目的

このテストは、被験者の計画立てとその計画に基づく行動を実行する能力を評価します。

テスト準備

このテストには、ビーカー、試験管、コルク、金属フック、小容器などの公式の用具が使用されます。
これらの用具はテーブル上に配置されます。
準備段階では、ビーカーに蓋をしておき、試験管にコルクが入っていること、ビーカーに水を入れておきます。

タスクの説明

被験者には、特定のタスクである「試験管からコルクを取り出すこと」を実行するよう指示されます。
台や試験管、ビーカーを持ち上げてはいけないことに注意する必要があります。

計画立て

被験者は、与えられたタスクを効果的に達成するための計画を立てる必要があります。
このタスクをクリアするためには…

  1. 試験管の中のコルクを浮かせるために水を使うことに気づくこと
  2. 水をビーカーから出して試験管に移す方法を考えつくこと
  3. ビーカーの蓋を金属のフックではずす
  4. 小さな容器の蓋を回してはめる
  5. ビーカーから小容器で水をすくう
  6. コルクが試験管の上端に浮くまで水を試験管に注ぎつづける

…というステップを踏む必要があります。

行動の実行

被験者は自分の計画に従って、タスクを実行します。
このプロセスは評価者によって観察されます。
特に時間制限はないものの、各段階で被験者が不適切な行為を続けている場合(一般的には2分以上)、検者は各項目に対してのヒントを与える事が許されています。

評価

被験者のパフォーマンスは、計画立ての効率性、手順の選択と順序、タスクの完了度合いに基づいて評価されます。
また、どの程度効率的にタスクを実行できたかも評価の対象となります。

このテストは、被験者が日常生活で必要とされる複数の手順を含むタスクを計画し、実行する能力を評価することを目的としているんだね!
行為計画検査は、特に計画立てや目標指向の行動に障害がある場合に、重要な洞察を提供することができますね!

3.鍵探し検査

BADSの「鍵探し検査(Key Search Test)」は、問題解決能力と計画立て能力を評価するテストです。
以下にその方法を簡潔に説明します。

目的

このテストは、実際に鍵を探す行動をシミュレートすることで、被験者がどのように論理的に問題にアプローチし、効果的な検索戦略を立てるかを評価します。

テスト準備

評価者は、A4サイズの紙に100mmの正方形とその下に50mmのところに小さな黒い点が描かれている公式の検査用紙を使って行われます。
この紙は、広い空き地を表しています。

タスクの説明

被験者には、紙の上のどこかに「鍵」が落ちていると想像してもらい、その鍵を効率的に探す方法を考えてもらいます。
被験者は鍵を探すエリアをペンで紙に描くことによって示します。

計画立て

被験者は、鍵を見つけるための検索エリアをどのように定め、どのように検索を進めるかを計画する必要があります。
これには、検索エリアの大きさや形、検索の開始点などが含まれます。

検索戦略の実行

被験者は自分の計画に従って、紙上で鍵を探すエリアをペンで描きます。

評価

被験者のパフォーマンスは、検索エリアの設定の合理性、検索戦略の効率性、タスクの完了度合いに基づいて評価されます。

この鍵探し検査という課題がBADSの下位検査として採択された理由としては…

  • “落としものをする”という日常生活において多くあるできごとだから
  • 被験者が有効かつ効率的な道筋を計画する能力を持つかどうかが調べられるから
  • 被験者が自分自身の行動をチェックする能力があるかどうかをみることができるから
  • 被験者は明確に述べられていない要因を考慮することが求められるから

…といった理由があげられます。

このテストは、実行機能障害の評価において特に有用であり、患者が日常生活で直面する様々な状況において、どのように計画を立て、問題を解決するかに関する貴重な情報になるといえるね!
また、実際の鍵探しという具体的なタスクを通じて、被験者の行動の計画と組織化の能力を観察することができますね!

4.時間判断検査

BADSの「時間判断検査(Temporal Judgement Test)」は、時間認識と時間管理能力を評価するためのテストです。
このテストは、被験者が時間の流れをどのように理解し、時間を推定する能力があるかを評価します。
以下にその方法を簡潔に説明します。

目的

このテストは、被験者が効率的で実用的な問題解決戦略をどのように立て、実行するかを評価することを目的としています。

テスト準備

このテストでは、特に準備する物理的な道具は必要ありません。

タスクの説明

「時間判断検査」では、身近に起きるごくありふれたできごとに関する4つの短い質問によって行われます。
質問項目は…

  • やかんのお湯が沸騰するのにかかる時間はどのくらいですか?
  • カメラのセルフタイマーをセットしてからシャッターがおりるまでの時間はどのくらいですか?
  • 風船を膨らませるのにかかる時間はどのくらいですか?
  • 犬の寿命はだいたいどのくらいですか?

…になります。

評価

被験者が回答した時間と参考時間の差異を評価します。
この差異が小さいほど、時間判断能力が高いとされます。

この検査での視点としては、4つの質問の正解をいかに正確に知っているかではないようです。
いかにもっともらしい推測ができるかが求められるということです。

日常生活において時間を正確に把握し、管理する能力は、多くの活動において重要だからね!
このテストを通じて、被験者がどの程度正確に時間を認識し、推定できるかが明らかになりますね!

5.動物園地図検査

BADSの「動物園地図検査(Zoo Map Test)」は、計画立てと問題解決の能力を評価するためのテストです。
このテストは、被験者に動物園の地図を使って特定のルートを計画させることにより、その計画立てと問題解決スキルを評価します。
以下にその方法を簡潔に説明します。

目的

このテストは、被験者が計画立て、問題解決、論理的思考を用いて、複数の情報を整理し、効率的なルートを計画できるかどうかを評価することを目的としています。

テスト準備

評価者は、動物園のレイアウトが示された公式の地図を用意します。
この地図には、様々な動物の展示場所が示されています。

タスクの説明

被験者は動物園の地図上にある一連の決められた場所へどのように訪れるかを示すよう求められます。

ルールと制約の提示

被験者には、ルート計画における特定のルールや制約(例:入口から入り、広場で終わること、動物園内の決められた通路は1回しか通れないことなど)が説明されます。

ルートの計画

被験者は、与えられたルールや制約を考慮しながら、地図上で効率的なルートを計画します。

計画の実行

被験者は、自分の計画に従って、どのように動物園を回るかを説明します。

評価

被験者にはルールを守った上で、2つのバージョンの課題を行うことが求められます。
課題の要求水準が高いバージョン1では、被験者の計画能力が厳密に評価することができます。
要求水準の低いバージョン2では、誤りのない行程をたどるよう、指示されたとおりの道筋をとることが求められます。

どちらのバージョンでも被験者には、いったん規則が破られた際にそれをフィードバックし自分の行動を修正し、誤りを最小限にする能力が求められます。

動物園地図検査は、特に日常生活における計画立てや問題解決に関連する実行機能の評価に有用だね!
このテストを通じて、被験者が複雑な情報をどの程度効果的に処理し、適切な計画を立てることができるかが明らかになりますね!

6.修正6要素検査

BADSの「修正6要素検査(Modified Six Elements Test)」は、多重課題管理(マルチタスキング)能力と計画立て能力を評価するためのテストです。
このテストは、被験者に複数のタスクを同時に効率的に処理する能力があるかを評価します。
以下にその方法を簡潔に説明します:

目的

修正6要素検査は、被験者が複数のタスクを効率的に管理し、適切に優先順位を付け、限られた時間内でどのようにタスクを完了できるかを評価することを目的としています。

テスト準備

このテストには公式のセット内の「テープレコーダー、ストップウォッチ、鉛筆、消しゴム、何枚かの紙、2組の絵カード、2組の計算問題集、教示が書かれた紙」が必要です。

タスクの説明

被験者には、これらのタスクを一定の時間内(例えば、10分間)に完了するよう指示されます。
被験者は、すべてのタスクに取り組む必要があり、一度に一つのタスクにしか取り組むことができません。
そのタスクとは…

  • 1)過去の出来事を口述してテープに吹き込むこと
  • 2)用紙にカードに描かれた物の名前をかくこと
  • 3)カードの計算問題を解き、用紙に答えを書いていくこと

…になります。

ルールと制約の提示

各タスクには特定のルールや制約があり、被験者はこれらを遵守しながらタスクを進める必要があります。
そのルールとは次の2つです。

  • 10分間の間に3種類の課題のそれぞれ…つまり6つの組すべてに手をつけるようにすること
  • ある課題の第1組に手をつけたすぐあとに、同じ課題の第2組に手をつけてはいけないこと

このルールを解説すると、10分の間に課題すべてを完了することは不可能です。
どれか1つの課題を終わらせるのではなく、6つの組すべての少なくともどこか一部分に手をつけることが求められます。

計画立てとタスクの実行

被験者は、与えられた時間内でどのように各タスクを配分し、完了させるかを計画し、その計画に従ってタスクに取り組みます。

評価

被験者のパフォーマンスは、タスクの計画立て、時間管理、タスク遂行の効率性、複数のタスクの完了度合いに基づいて評価されます。

このテストは、日常生活や職業環境において重要なマルチタスキング能力と計画立て能力を反映しており、特に実行機能障害の評価に有用だね!
一つのタスクに集中しすぎては完了できなくなってしまいますからね!

DEX;Dysexecutive questionnaire

BADSのDEX(Dysexecutive Questionnaire)は、自己報告式のアンケートであり、実行機能障害の自己認識や日常生活における影響を評価するために使用されます。
以下にその方法を簡潔に説明します。

目的

DEXは、被験者自身やその家族、介護者が被験者の実行機能に関する問題をどの程度認識しているかを把握することを目的としています。

アンケートの内容

DEXは、実行機能障害に関連するさまざまな項目が含まれた質問票です。
これには、計画立て、組織化、調整、問題解決、衝動制御などに関連する質問が含まれています。

自己評価の実施

被験者は、各質問について、自分の行動や能力をどの程度認識しているかを評価します。
通常、これはリッカートスケール(例:「まったく当てはまらない」から「非常によく当てはまる」までの範囲)を用いて行われます。

他者による評価のオプション

DEXは、被験者自身だけでなく、家族や介護者によっても記入されることがあります。
これにより、被験者の自己認識と他者の観察との間の違いを把握できます。

評価の集計と分析

アンケートの回答は集計され、被験者の実行機能に関連する問題の範囲と深刻さを評価するために分析されます。

特に、被験者自身が自分の問題を認識していない場合や、その問題が日常生活の様々な側面にどのように影響しているかを詳細に把握する必要がある場合に有用だね!
この自己報告式アンケートは、臨床的評価の一環として使用されることが多く、実行機能障害の全体的な理解を深めるのに役立ちますね!

BADSの点数と採点方法について

BADSの点数と採点方法について
各下位検査は、0点~4点のプロフィール得点で評価されます。
全体の評価は各下位検査の評価点の合計、すなわち24点満点でプロフィール得点を算出することができます。

各下位検査毎のプロフィール得点の算出方法は…

  • 規則変換カード検査:誤りの数と所要時間から算出
  • 行為計画検査:被験者自身の力でいくつの段階を達成できたかにより算出
  • 鍵探し検査方法素:素点からプロフィール得点を算出
  • 時間判断検査の採点方法:4つの質問すべてにO点か1点をつけ質問の点数を合計してプロフィール得点を算出

…になります。

BADSのカットオフ値について

BADSのカットオフ値について
BADSの総プロフィール得点におけるカットオフ値と、標準化された得点における年齢群におけるカットオフ値は11点/12点とされています。
*障害あり/境界域の値で表示

BADSをどのように臨床で応用するか?

BADSをどのように臨床で応用するか?
ではBADSの検査結果を、作業療法士はどのように臨床で応用し、反映させる必要があるのでしょうか?
例としては…

  • BADSの検査によって被験者の日常診療場面での遂行機能障害の問題を念頭におく
  • 遂行機能障害によるリハビリ計画や実施への影響、被験者の予後の評価への判断材料にする
  • 認知リハアプローチや環境設定などの考慮する材料にする

…といったものがあげられるかと思います。

BADSの診療報酬について

BADSの診療報酬について
BADSは診療報酬点数の対象検査であり…

  • 区分:D285-2(操作が複雑なもの)
  • 点数:280点

…となります。

BADSという標準化された日常生活上起こり得る事象に近い課題を使った検査を行うことで、非常に多くの情報を得る事ができるだろうね!
ただし、BADSの検査方法はやや複雑なことからも、事前にしっかり勉強しておく必要はありますね!

関連文献

参考

  • 1)Perfetti, B., Varanese, S., Mercuri, P., Mancino, E., Saggino, A., & Onofrj, M. (2010). Behavioural assessment of dysexecutive syndrome in Parkinson’s disease without dementia: a comparison with other clinical executive tasks.. Parkinsonism & related disorders, 16 1, 46-50 . https://doi.org/10.1016/j.parkreldis.2009.07.011.
  • 2)Norris, G., & Tate, R. (2000). The Behavioural Assessment of the Dysexecutive Syndrome (BADS): Ecological, Concurrent and Construct Validity. Neuropsychological Rehabilitation, 10, 33 – 45. https://doi.org/10.1080/096020100389282.
  • 3)Vargas, M., Sanz, J., & Marín, J. (2009). Behavioral Assessment of the Dysexecutive Syndrome Battery (BADS) in Schizophrenia: A Pilot Study in the Spanish Population. Cognitive and Behavioral Neurology, 22, 95-100. https://doi.org/10.1097/WNN.0b013e318192cd08.
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