なんらかの原因によって血液中の酸素濃度が低下し、爪や唇が紫色に変色する症状である”チアノーゼ”。
本記事では、このチアノーゼの治療、改善方法について解説します。
チアノーゼの治療方法
チアノーゼの治療法は、原因によって異なります。
ここでは…
- 末梢性チアノーゼの治療法
- 中枢性チアノーゼの治療法
- 血液性チアノーゼの治療法
…について解説します。
末梢性チアノーゼの治療法
指先などに限局して現れる末梢性チアノーゼの場合、患部を温めることが一般的な治療法です。
また”プロスタグラディンE1″を使った薬物療法が行われる場合もあるようです。
中枢性チアノーゼの治療法
中枢性チアノーゼの治療法は、原因によって異なりますが、基本的には原因となる疾患の治療が必要です。
肺性チアノーゼなら、そのチアノーゼを引き起こしている肺疾患への治療。
心臓性チアノーゼなら、その心臓疾患への治療が求められます。
血液性チアノーゼの治療法
血液性チアノーゼの場合、赤血球中のヘモグロビンの1%以上が、異常なヘモグロビンであるメトヘモグロビンに変化してしまった状態である”メトヘモグロビン血症”が原因である場合があります。
そのため、メチレンブルーという薬剤を使用するといったメトヘモグロビンの割合を減らす治療が必要です。
また、血液性チアノーゼの場合、患部を温めることで改善されることもあるようです。
末梢性のチアノーゼならセラピストも対応できるけど、中心性となると、医師による対応が求められるからね。
その患者さんのチアノーゼの種類を、接しているセラピストがきちんと判別できるかどうか?が求められますね。