表在感覚の一つである”温度覚”。
本記事では、この温度覚の定義や種類について解説します。
温度覚とは?
温度覚とは、生物が外部の温度変化を感じる能力や感覚のことを指します。
これは、「熱い」「冷たい」といった温度の差異を察知し、適切な反応を生じるための生体の仕組みを指します。
温度覚の種類
温度覚の種類としては…
- 温覚
- 冷覚
…があります。
以下にそれぞれ解説します。
温覚
温覚とは、皮膚温度よりも高い温度刺激を皮膚にある温点が知覚することです。
この温覚は、皮膚や粘膜に存在する温覚受容器に熱が供給されると、その情報が感覚神経を介して脳に送られて生じます。
冷覚
冷覚とは、皮膚温度よりも低い温度刺激を皮膚にある冷点が知覚することです。
この冷覚は、皮膚に存在する冷覚受容器に冷たさが供給されると、その情報が感覚神経を介して脳に送られて生じます。
温覚と冷覚の範囲
温覚と冷覚の範囲ですが、約15度~約43度の範囲で感じることが多いという研究結果があります1)。
つまり約43℃以上、もしくは約15℃以下の温度では温熱感覚だけでなく痛みの感覚も誘発されるということになります。
参考
温度覚の障害は、生活上の火傷や凍傷といったリスクにもつながるから注意が必要だね!
その障害がどんな生活のリスクにつながるのかもイメージしないといけませんね!