“関節可動域検査(ROM-T)”とはどのような検査でしょうか?
本記事では、関節可動域検査の定義や概要について解説します。
関節可動域検査とは?
関節可動域検査は、関節の運動や可動範囲を評価するための方法です。
この検査は、特定の体幹や四肢の位置(解剖学的肢位0°)で行い、関節角度計を使用して関節の運動範囲を5°刻みで測定します。
関節可動域は、関節をサポートする靭帯、腱、筋肉、関節包などの組織の強度に影響されます。
関節可動域検査の種類
臨床での関節可動域検査には様々な種類があります。
ここでは…
- 角度計 (Goniometer)
- 電気角度計 (Electrogoniometer)
- 光電方式角度計 (Optoelectronic Goniometer)
- 液体水準角度計 (Inclinometer)
- 脊柱側彎症分度計 (Scoliometer Inclinometer)
…について解説します。
角度計 (Goniometer)
角度計(ゴニオメーター)は、通常、金属製またはプラスチック製のもので構成され、分度器、固定腕木、可動腕木を備えています。
これを使用して関節の角度を測定します。
電気角度計 (Electrogoniometer)
電気角度計は、関節角度の変化を電気量に変換し、測定および記録するための特殊な機器です。
光電方式角度計 (Optoelectronic Goniometer)
動的な関節角度を測定するための光電方式角度計です。
液体水準角度計 (Inclinometer)
液体水準角度計は、角度を水平面に対して測定するためのデバイスで、回転ダイアルと着色水を備えています。
これを使用して関節の角度を読み取ります。
脊柱側彎症分度計 (Scoliometer Inclinometer)
特殊な脊柱側彎症の評価に使用され、体幹の前屈位で背部の側彎角度を測定するための専用の分度計です。
リハビリの臨床でよく使用されるのはゴニオメーターだろうね!
簡単に使用できますけど、少し技術やコツが必要ですけどね!
関節可動域検査(ROM-T)とは? | 関節可動域検査の目的 |
関節可動域検査の方法 | 関節可動域の測定上の注意点 |