褥瘡ができやすい人の4つの特徴とは?

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褥瘡は、特定の状況や身体的特徴を持つ人々において発生しやすい皮膚の問題です。
本記事では褥瘡ができやすい人の特徴について解説します。


褥瘡ができやすい人の特徴について

褥瘡が発生しやすい人とはどのような状態にある人になるのでしょうか?
主な特徴としては次のとおりになります。

  • 自力体位変換不能
  • 病的骨突出
  • 低栄養状態
  • 関節拘縮

以下にそれぞれ詳しく解説します。

自力体位変換不能

そもそもこの体位変換とは、ベッド、椅子などの支持体と接触しているために体重がかかって圧迫されている身体の部位を、身体が向いている方向、挙頭の角度、身体の格好、姿勢などを変えることによって移動させること…とされています。
寝たきりで自分では寝返りが困難な人は、それだけベッドなどに接触する部位に長い時間圧迫が加わるため褥瘡を起こしやすいと言えます。
脳血管障害やパーキンソン病、廃用症候群といった疾患が背景にあるため、予防及び増悪防止のためにもリハビリテーションによる支援が必要になります。

病的骨突出

病的骨突出とは、解剖学的に骨突出部位の軟部組織が減少することを言いますが、その結果褥瘡を起こしやすくなります。
この背景には低栄養状態や長期の臥床による筋肉量の減少などがあげられます。

低栄養状態

体に浮腫が生じているなどの低栄養状態の人も、褥瘡を引き起こしやすいです。
栄養状態の悪化により、筋や脂肪組織が減少し、骨が突出し褥瘡発症の危険性が高まります。
加えて、低栄養の状態だと浮腫が起こり、血行の不良を招いた結果褥瘡の危険性が高まることになります。

また、低栄養状態はすでにある褥瘡の治癒を遅くすることにもなるため、褥瘡の予防、治療にはなによりも栄養の確保が求められます。

関節拘縮

関節の可動域が制限され、屈曲・伸展が困難になる状態である関節拘縮がある人も、褥瘡のリスクが高いと言われています。
関節拘縮によって体動や姿勢変換不良を招いたり、手指の握りこみや拘縮肢の圧迫によって褥瘡ができることもあります。

OHスケールについて

OHスケールは、高齢者の褥瘡リスクを評価するためのスケールで、自力体位変換能力、病的骨突出、浮腫、関節拘縮の4つの危険要因を0〜10点で評価します。
このスケールは主に医師や看護師などの医療従事者によって使用され、褥瘡の発症確率、治癒期間、体圧分散マットレスの選択などに関する判断基準を提供します。

OHスケール - 褥瘡発生の危険要因を点数化した評価ツール
褥瘡発生のリスクを点数化した評価ツールとして"OHスケール"というものがあります。今回はこのOHスケールについて解説します。

褥瘡が好発しやすい患者さんの特徴を把握することで予防につなげることができるからね!
セラピストは看護師と一緒に患者さんの状態把握を行っておくべきでしょうね!

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