仕事をしていると、必ずうまくいかないときってあります。
当たり前といえば当たり前ですけど、仕事でミスをすると…
- 「なんでうまくできないんだろ…」
- 「自分はなんて無能なんだろ…」
- 「こんな自分は嫌いだ…」
- 「もうだめだ…」
…と、どんどん落ち込んで浮かぶこともできなくなってしまいます。
でも、これって健康的でも建設的でもないなと。
だって沈んでたってなんも解決しないやないですよね?
ということで、今回は「仕事がうまくいかない時こそ心がけたい7つの習慣」ってテーマでまとめてみました。
本記事が少しでも「仕事でミスをして落ち込みまくってます」って方の一助になれれば幸いです。
仕事がうまくいかない時こそ心がけたい7つの習慣
仕事で失敗した…なんて時こそ心がけるべき習慣として、勝手な意見ですが次の7つにまとめてみました。
- その状況や他の人を非難しない
- 手段と目的を入れ違いに考えない
- 仕事も人も適度な距離を保つこと
- 競争せずに協力すること
- 他人の意見は一旦は聞いて、その上で選んで取り入れること
- 全てを独りでやらないこと
- 健康じゃないとうまくいくものもいかないってこと
それぞれを深掘りして解説していきます。
その状況や他の人を非難しない
- 上司に叱られた。
- いままでがんばってきた案件が失敗した。
- 部下がミスした責任を負った。
仕事をしていればどんな立場でもうまくいかないときはあります。
そうなると、やっぱりその陥ってしまった状況だったり、原因になった人だったりに「キッ」っと牙をむけてしまいたくなる気持ちもわかります。
思いつく限りの罵詈雑言を浴びせてしまおうか…なんてこともあるかもしれません。
でもね、それじゃあ事態は悪化する一方なのかもしれません。
そもそも、その状況や他人を非難することの目的って何かな?って話です。
非難や批判って、短絡的に考えたって“解決する”という目的は含んでいません。
“自分の感情をぶつけてすっきりしたい”だけなんです。
それじゃああまりにも建設的ではないよと。
それに多くの場合は、その後とんでもない罪悪感を感じてしまいます。
罪悪感を感じないような人なら別ですが、それでも明らかに自分の評価をさげてしまいます。
中には「非難=叱責=教育」ってご都合主義全開な解釈でモノを考える人もいるかもしれません。
でも、他の人を変えるって非難ベースの叱責では到底無理ってもんです。
多くの場合は無駄な努力に終わってしまいます。
そうなると、その状況でも人でも非難するのではなく「どうその状況を解決するか?」という頭にシフトしたほうが誰も余計な傷をつくらずに済むって話です。
手段と目的を入れ違いに考えない
多くの場合目の前のことでいっぱいいっぱいになってしまい、「結局今自分は何をしているんだ?」って迷子になってしまうこと、多くあるかと思います。
そういう時って大抵、手段と目的が入れ替わっている場合がほとんどかなと。
ケースバイケースかもしれませんが、手段と目的って…
- 目的→長期的な目標→ゴール
- 手段→短期的な目標→プロセス
…って変換して捉えなおすと見え方が変わるかもしれません。
あくまで目の前の手段はゴールに向かうためのプロセスでしかないわけです。
そう考えると、短期的な目標や手段に捉われすぎることって結構致命的なのかもしれません。
もちろんゴールである長期目標はコロコロ変わってしまうことはNGです。
でも、手段やプロセスである短期目標はどんどん修正していって、「朝令暮改でOK!」くらいの気持ちのほうがいいのかもしれませんね。
仕事も人も適度な距離を保つこと
適度な距離って必要です。
この距離の対象は人はもちろん仕事でもなんでも当てはまるのかなと思うんです。
距離が近すぎれば全体像がみえなかったり、自分を客観視することができなくなります。
距離が遠すぎたら、それはそれで本質がみえなくなってしまいます。
そう考えると、なにか仕事がうまくいかない時は…
- 距離が近すぎる→がんばりすぎ・力みすぎ・意固地になりすぎ
- 距離が遠すぎる→怠けすぎ・力抜きすぎ・無関心
…なんてことかなと。
もちろんどの程度が適度か?ってのは試行錯誤で体感的に学ぶしかありません。
だからこそ、多くの経験が必要なのかなと。
競争せずに協力すること
- 同期なのにあいつの方が先に出世した…。
- 部の中で自分だけ営業成績が悪い…。
- あいつより年収が高くなりたい…。
競いだしたらキリがありません。
人生のそのほとんどは「勝ち負け」だけでは測れないものが多い気がします。
いや、その競争心がいい意味のモチベーションにつながるなら、“スパイス”的な意味合いでよいのかもしれませんけど。
ただなにもかも競うって発想ではなく、「一緒に協力する」という選択肢があってもいいのかもしれませんね。
特に仕事の上ではね。
これは誰かライバル…に限ったことではなく、「どちらかに決めなければいけない!」という物事の選択肢の場面でも言えることだと思います。
「ナンバーワンよりオンリーワン」ってやつです。
他人の意見は一旦は聞いて、その上で選んで取り入れること
「他人の意見はきちんと聞きなさい」
そう教えられて、その結果自分の意見がなくなってしまったり、どうすればいいのか余計に迷ってしまう…。
いい子ちゃんほどなりやすいような気がします。
でもこれ、多くの人が間違った解釈をしてると思ってます。
人からの意見は聞くことは大事。
でも、どの意見を取り入れるかは自分で決める事。
この微妙なニュアンスの違いで、自分の考えや意見を殺さずに済みます。
全てを独りでやらないこと
なんでも1人でできるということは、実は非常に危ういことです。
仮にそれが間違っていたり、もっと効率のよい方法があったとしても、自分ひとりで行っている時は気づきようがありませんから。
ワンマンな人ってやっぱり最終的にはうまくいかないものなんです。
なんでも一人でやらずに、信頼できる人からフィードバックをもらう。
これって非常にありがたいことなんだと思います。
健康じゃないとうまくいくものもいかないってこと
仕事って体力や判断力がモノを言います。
それってやっぱり健康じゃないと維持できないんですよね。
ましてや不健康極まりない時の判断力なんて、深夜のメンタルで書いたポエムくらい的外れかもしれません。
フィジカルもメンタルも健康である上でよい仕事が成り立つのかなと。
ちなみに健康なメンタルは健康なフィジカルの上に成り立つとも思っています。
まとめ
本記事では、仕事がうまくいかない時こそ心がけたい7つの習慣について解説しました。
だいたい仕事なんてうまくいく時の方が少ないような気がします。
よくて半々。
うまくいくんだったらブラック企業も再就職も過労死問題もなくなるはずです。
だったら、うまく事が運んだときの心構えより、うまくいかないときの心構えや態度を習慣としておく方がよっぽど粋なのかなと思うんですよ。