今はちょっとしたきっかけで「ハラスメント」になってしまう場合があります。
被害者にも加害者にもならないようにするためには、そのハラスメントの知識を身につける必要があります。
そこで本記事では、ハラスメントの…
- 英語や語源
- 種類
- 予防や防止策
…について解説します。
ハラスメントとは?
ハラスメントとは、様々な場面での“嫌がらせ”や“いじめ”のこと…を言います。
その種類は非常に様々ですが、何より共通することは、他者に対する発言・行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えること…となります。
英語
ハラスメントを英語では“Harassment”と表記します。
語源についてですが、フランス語の「harer(アレ)=犬をけしかける」の反復形「harasser(アラセ)=疲れさせる」という説があります。
また、フランス語の「harcèlement(アルセールマン:嫌がらせ)」が「ハラスメント」の意味としては近いようです。
ハラスメントの種類について
現在では様々なハラスメントの種類があります。
厚生労働省で定められているものをはじめ、様々なハラスメントの種類をここでは紹介します。
セクシュアル・ハラスメント
セクシュアルハラスメント(セクハラ)とは、性的いやがらせのことを指します。
この“セクハラ”には、本人の意図の有無にかかわらず、相手が不快に思い、相手が自身の尊厳を傷つけられたと感じるような性的発言・行動が当てはまります。
一般的に女性が被害者…というイメージが強いセクハラですが、最近は男性の被害件数も増えているようです。
また、セクハラは大きく分けると次の2つに分けられます。
- 対価型セクハラ
- 環境型セクハラ
対価型セクハラ
対価型セクハラとは、職場や学校における立場や上下関係を利用して、下位にある者に対する言動を強要することを指します。
例としては、「性的な要求を受け入れれば高評価を与えるor昇進させる」「性的な言うことを聞かないなら辞めてもらう、異動させる」などがあげられます。
環境型セクハラ
環境型セクハラは、性的な言動を繰り返すことで働く環境や学習・教育を受ける環境を悪化させるものを指します。
抱きつく、胸やお尻を触るといった身体への接触はもちろん、お酒の席での女性へのお酌の強要や、女性に対して結婚や出産のことを尋ねる…といったこともセクハラに含まれます。
こういった性的な言動により労働者の就業環境が不快なものとなることを環境型セクハラと言います。
セカンド・ハラスメント
セカンドハラスメントとは、セクシャルハラスメントを受けた被害者がその事実を上司や経営陣などに訴えたものの、逆に上司や同僚、会社側からバッシングを受けたり、圧力をかけらるといった二次的な被害を受けることを言います。
よくあるのは、「被害妄想じゃないの?」「本当はあなから誘ったんじゃないの?」「それくらいは普通にあることなんだから我慢しなさい」といったものです。
意を決してセクハラの被害を相談したにも関わらず、こういったセカンドハラスメントのような二次被害を受けることは、当事者にとっては大きな精神的ショックにつながります。
パワー・ハラスメント
パワーハラスメントとは、同じ職場で働く人に対して、職務上の地位などの優位性をふりかざすことで、業務の適正な範囲を超えた精神的・身体的な苦痛を与え職場環境を悪化させる行為を言います。
上司から部下、先輩から後輩に対して行われることが多いですが、人間関係上優位性を持った部下から上司に行われるケースもあります。
例として、叩く、殴る、蹴るなどの身体的な攻撃から、一人だけ別室に席を移される、通常業務でない草むしりばかりやらされる、同僚の目の前で執拗に叱責されるなどの行為があげられます。
最近では、地位や権力に対応したものではなくいじめに近い概念としての理解に変わってきています。
モラル・ハラスメント
モラル・ハラスメントとは、肉体的ではなく言葉や態度等によって肉体的、精神的に傷を負わせることを指します。
例としては、日常的な無視や努力を正当に認めてもらえないことなどがあげられます。
また、常に怒られるというプレッシャーをかけ続けられることで自信を失くしたり、恐怖心に苛まれたりするケースが多いようです。
このモラハラはいやがらせが行われていて、それが外部からは見えない、「いやがらせの隠蔽」が行われることも特徴と言えます。
モラハラは「精神的暴力」「精神的虐待」とも解釈することができます。
ひどい時には被害者は自ら命を絶つほどに追い込まれる場合もあるので非常に注意が必要です。
アルコール・ハラスメント
アルコール・ハラスメントとは、飲酒に関するハラスメントを指します。
例としては、飲酒の強要、罰ゲームとしてのイッキ飲みの強要、意図的な酔いつぶし、酔ったうえでの迷惑な発言・行動などがあげられます。
アルハラは急性アルコール中毒につながることもあります。
テクスチュアル・ハラスメント
テクスチュアルハラスメントとは、文章上における性的いやがらせを指します。
例としては…「女にこんな文章はかけない」「男のくせに女々しい言葉を使う」といった発言を指します。
セクハラと同様に相手が不快に感じる時点でハラスメントになってしまうので注意が必要です。
アカデミック・ハラスメント
アカデミックハラスメントとは、研究や大学といった教育の場における権力を利用した嫌がらせを指します。
大学教授がその立場を利用して学生に対して行ういやがらせなどが多いようです。
例としては…正当な理由なく、実験装置や教室の使用の禁止、主に学生が行った研究を掲載した論文にその学生の名前を掲載しない…といった行為があります。
このアカデミック・ハラスメントによって、学業の継続が困難になったり、教員に対して強い恐怖心を抱くといった学生生活や研究に支障が及ぶことがあります。
リストラ・ハラスメント
リストラハラスメントとは、パワーハラスメントの一種で、リストラ対象者に対するいやがらせを指します。
例としては、仕事における無理難題を押し付けること、急な人事異動で望まない部署や窓際部署への異動を命じたりすることなどがあげられます。
こういった行為によってリストラに追い込むようなハラスメントをリストラハラスメントと言います。
このような状況はモラルを逸していますし、企業としても信頼を失うことになってしまいます。
ジェンダー・ハラスメント
ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)とは、いわゆる「男らしさ」「女らしさ」を強要するいやがらせを指します。
性に関する固定観念や差別意識に基づく嫌がらせ…という説明がされる場合もあります。
例としては、「男なのになよなよしている」「女なのにがさつ」といった言動があげられます。
また、女性社員にだけお茶汲みをさせる、男性社員にだけ体力を使う仕事をさせる…などもこのジェンハラに当てはまります。
加えて、同性愛者に対してのいやがらせも含まれます。
ジェンダー・ハラスメントは広義のセクシュアル・ハラスメントとされています。
キャンパス・ハラスメント
キャンパスハラスメントとは様々なハラスメントのうち、大学(キャンパス)での人間関係において学生に対し行われるハラスメントになります。
多くの大学が、キャンパス内で行われる「セクシャルハラスメント」「アカデミックハラスメント」「パワーハラスメント」「その他のハラスメント」を総合して「キャンパスハラスメント」と位置づけて周知、対策を行っています。
ちなみに、アカデミックハラスメントとの違いは、学生同士の同期や先輩、後輩の関係で起こるハラスメントも含む点にあります。
スクール・ハラスメント
スクールハラスメントとは、学校内で行われる教師が児童や生徒に対して行う性的いやがらせを指します。
スクハラとも呼ばれています。
例としては、「恋人はいるのか?」と尋ねること、立場を利用して根拠なく異性との交際を禁止したりするなどがあげられます。
また、教育と称して児童や生徒を下着姿や裸にさせたり、身体を触るといったセクシャルハラスメント、性的虐待とも言える行為も含みます。
じつは、このスクハラは別の教員に相談したとしても、教師や学校側が問題を大きくすることを恐れ何も対策しない、ひどい場合はその事実を隠蔽しようとするケースもあるようです。
ドクター・ハラスメント
ドクターハラスメントとは、医師や看護師といった医療従事者の、患者自身や患者家族に対する心ない発言や行動を指します。
診察する立場である医者の言動、態度、雰囲気により、患者が不快な思いをしたり精神的ストレスを負うことは、基本的にドクターハラスメントとして扱われます。
例としては、「自分の診察が信用できないなら他の病院へ行け」「急いで手術をしないと治らない」といった脅すようなことがあげられます。
また、必要のない手術や治療、検査、高額な保険外治療を必要不可欠に見せかけるなどの行為もこのドクターハラスメントに当てはまります。
パタニティ・ハラスメント(パタハラ)
バタニティ・ハラスメントとは、男性の育児休暇に対して妨害すような嫌がらせを指します。
ここ最近では、男性も育児休暇を取得するケースが増えてきていますが、それに対して「男なのに育児休暇とるの?」「普通は奥さんだけだよ」といった言動が当てはまります。
また、男性が育児休暇を取ることで適切な評価がされなくなるというのもパタハラになります。
マタニティ・ハラスメント
マタニティ・ハラスメントとは、職場において妊娠・出産・子育てに対して嫌がらせを受けるなど、女性に向けたハラスメントを指します。
妊娠、出産に伴う就業制限や育児休暇により業務上の支障をきたすという理由で精神的・肉体的いやがらせが当てはまります。
実は、このマタハラは法律で禁止されており、企業に防止措置が義務付けられています。
妊娠したことを理由に降格を行った企業に対して業務上特段の理由がない限り原則として男女雇用機会均等法に当たる、という最高裁判所の判例もあります。
マリッジ・ハラスメント(マリハラ)
マリッジ・ハラスメントとは、結婚を促したり、本人が望んでいない交際を迫ったりすることを指します。
例としては、先に結婚した同年代の友人や職場の上司、親戚などから「いい年なんだから」などとプレッシャーをかけられたりすることがあげられます。
ラブ・ハラスメント(ラブハラ)
ラブ・ハラスメントとは、恋愛に関する話題で相手に精神的苦痛を与えたり不快感を与えることを指します。
例としては、「彼女いないの?」「恋人を作る努力をしなきゃ」「いい年なんだからそろそろ結婚しなきゃ」といった言動があげられます。
恋愛や結婚の話題は日常的にも会話にしやすいものですが、恋愛観や結婚観はひとそれぞれということを忘れないようにする必要があります。
スモーク・ハラスメント
スモーク・ハラスメントとは、喫煙者が非喫煙者に行ういやがらせを指します。
例としては、非喫煙者にたばこを勧めたり、不可避的にたばこの煙にさらされたりすることがあげられます。
また、喫煙者が勤務時間中に取る「一服」の時間が非喫煙者の休憩時間より不当に多い状態も、スモハラになる可能性があるようです。
お菓子ハラスメント(オカハラ)
お菓子・ハラスメントとは、特定の人にだけお菓子やお土産を配らず、不快な思いをさせてしまうことを指します。
また、旅行に行ったときに会社へのお土産購入の強要もお菓子ハラスメントにあたると言われています。
エンジョイハラスメント(エンハラ)
エンジョイ・ハラスメントとは、楽しさを押し付ける嫌がらせを指します。
例としては、「この職場は楽しいだろ?」といったことがあげられます。
楽しみ方は人それぞれですし、価値観によって変わってきます。
仕事=やりがいをもつことが正解…というのも人それぞれということになります。
無理に共感を求めることはハラスメントになる…ということを忘れないようにしないといけません。
終われ・ハラスメント(オワハラ)
終われ・ハラスメントとは、企業の採用において企業が学生に、内定と引き換えに就職活動の終了を誘導・強制することを指します。
例としては、「うちで採用するのだから他社はもう受けないように」というプレッシャーや「あなたを採用するのはうちぐらいだ」というパワハラまがいの言動があげられます。
時短・ハラスメント(ジタハラ)
時短・ハラスメントは、労働時間を減らすことを現場に求めるのとは反対に、具体的な提案や解決案を出さず、結局現場に丸投げ…ということを指します。
長時間労働を解決する必要生は感じていて、現場に強く求めていても、その解決案をだすことが経営者や上司には求められることということになります。
テクノロジー・ハラスメント(テクハラ)
テクノロジー・ハラスメントとは、パソコンやスマートフォン等のハイテクノロジー技術に詳しい人がそうでない人にするいやがらせのことを指します。
例として、「こんな簡単なこともできないの?」というプレッシャーを与えること、コンピュータが苦手な人に使い方を説明しない、説明してもわざと専門用語を使って難しくすること…などがあげられます。
エレクトロニック・ハラスメント
エレクトロニック・ハラスメントとは、電磁波や電波といったものによるいやがらせを指します。
エアコン・ハラスメント(エアハラ)
エアコン・ハラスメントとは、職場の空調に関するいやがらせを指します。
例としては、会社で節電を理由に猛暑日でもエアコンの使用を禁止すること、極度に暑い・寒いなど、あまりに温度を制限することなどが挙げられます。
告白・ハラスメント(告ハラ)
告白・ハラスメントとは、お互いの職場での関係性を気にせず無理に告白して、相手に迷惑をかけてしまうことを指します。
特に職場で仕事関係にある人など、日常に関わってくる場合は、告ハラにあたります
スメル・ハラスメント(スメハラ)
スメル・ハラスメントとは、体臭や口臭といった臭いが原因で、周りが不快な思いをしてしまうことを指します。
例として、口臭や体臭、強すぎる香水の匂いや柔軟剤の匂いなどがあげられます。
スメハラは、意図せずそのような状況になってしまっていることが特徴と言えます。
しかし、逆に「臭い」ということを周りが発言すると、その発言がハラスメントになることもあるで、伝え方には注意が必要です。
レイシャル・ハラスメント(レイハラ)
レイシャル・ハラスメントとは、人種差別的ないやがらせを指し外国人やハーフに対して行われる差別になります。
例として、「日本人なんだから几帳面」「外国人は時間を守れない」といったものがあげられます。
日本ではあまり馴染みがないハラスメントですが、アメリカでは特に「セクハラ」と並ぶ一般的な問題として認知されています。
レリジャス・ハラスメント(レリハラ)
レリジャス・ハラスメントとは、宗教関係者から受ける、精神的、肉体的、または経済的な苦痛を伴ういやがらせを指します。
例として、「お守りなんて持っていたらだめだ」「脱会したらひどい目にあう」といった発言があげられます。
また、強制的に宗教団体に入信させられること、宗教関係のセミナーに騙して参加させること、宗教団体内部で発生する性的虐待や幼児虐待を含むこともあります。
カラオケ・ハラスメント
カラオケ・ハラスメントとは、職場などの立場を利用して、カラオケで歌いたくない人に無理矢理歌わせるいやがらせを指します。
例として、人前で歌うことが苦手な人に「何か歌って」という発言などがあげられます。
ブラッド・ハラスメント
ブラッド・ハラスメントとは、血液型が与える印象で、その人の人柄や性格を決めつけるような言動を指します。
例として、「A型だから几帳面なんだね」「やっぱりB型だとおもった」「O型には見えないね」「AB型は変わり者だもんね」などの決めつけが挙げられます。
エイジ・ハラスメント
エイジ・ハラスメントとは、元々は中高年の社員に年齢に関していやがらせを指していました。
ただ、最近では介護施設の利用者である高齢者に対する差別やいやがらせも含むようになっているようです。
例として、中高年の社員に対して「もういい年なのに」「年なんだから無理しないで」といった発言があげられます。
シルバー・ハラスメント
シルバーハラスメントとは、介護を受ける高齢者に対する差別やいやがらせを指します。
例として、介護疲れした肉親や、介護施設の職員が高齢者を肉体的、精神的にいじめたり傷つけたりするケースがあげられます。
エイジハラスメントに近いですが、シルバー世代(60代以上)に対してのハラスメントを表すようです。
ペット・ハラスメント
ペット・ハラスメントとは、ペットの飼い主が公共の場でペットが好きでない人に対して行うハラスメントを指します。
また、ペットの飼い主からペットに対する虐待もペットハラスメントに含まれます。
例として、嫌がるペットに無理矢理服を着せるなどがあげられます。
ソーシャル・ハラスメント
ソーシャル・ハラスメントとは、SNSに関してのハラスメントを指します。
TwitterやFacebookなどのSNSに職場の上下関係が持ち込まれてトラブルやストレスの原因…などがあげられます。
例として、職場の部下に友達申請を迫ること、自分の投稿に「いいね!」を押すことを強要すること、部下の投稿をチェックして執拗に「いいね!」を押して監視すること…などがあげられます。
家事・ハラスメント
家事・ハラスメントとは、家庭内での家事の分担等に関して発生するいやがらせを指します。
例として、妻の家事、育児、介護などへの過小評価や、家事を行った夫に対する妻の過剰なダメ出しなどがあげられます。
ゼクシィ・ハラスメント
ゼクシィ・ハラスメントとは、交際している男女のうち、女性が男性に対して結婚を迫ることで心理的負担を与えるいやがらせを指します。
この“ゼクシャルハラスメント”という言葉は、部屋に結婚雑誌である「ゼクシィ」を置いて結婚したいことをアピールすることが由来のようです。
パーソナル・ハラスメント
パーソナル・ハラスメントとは、個人的趣向や容姿、クセなどプライベートでパーソナルな面について関して文句をつけたりいじめたりする行為を指します。
例としては外見に対して「不細工」呼ばわりすることや、個性的な性格に対して「変な人」といったいわば“レッテル貼り”のようなことがあげられます。
ヌードル・ハラスメント
ヌードル・ハラスメントとは麺類などをすする音によるハラスメントを指します。
日本では麺はすすって食べるといういわば習慣や風習のようなものがありますが、外国人からするとこの音はマナー違反と見なす場合が多いようです。
ラーメンやうどん、お茶漬けなどをすする音も、ヌードルハラスメントの一つとして扱われるようです。
フォト・ハラスメント
フォト・ハラスメントとは、写真に関するハラスメントを指します。
例としては、相手の許可を得ず写真を撮影すること、、撮影した写真を勝手にSNSなどにアップすることなどがあげられます。
いずれにしても相手が不快と思ったらハラスメントに該当します。
カスタマー・ハラスメント
カスタマー・ハラスメントとは、消費者による自己中心的で理不尽な要求によるハラスメントを指します。
例としては、コンビニやレストランの店員に対して「態度が気に入らない」といった難癖をつけ土下座を強要すること、カスタマーセンターに何度もクレームの電話を入れること、クレームをつけて支払いの拒否や賠償金などを強要する行為などがあげられます。
ハラスメントを防ぐには?
ハラスメントには様々な種類があるため、普通の生活を送りたくてもちょっとしたきっかけで加害者にも被害者にもなってしまう場合があります。
ハラスメントの被害を受けた場合
ハラスメントを受けた場合ですが…
- 一人で我慢しないこと
- はっきりと自分の意思を相手に伝えること
- 身近で信頼できる人に相談すること
- 適切な相談窓口(県や職場、学校など)に相談すること
- ハラスメントを受けた日時、内容等について出来るだけ詳しく記録しておくこと
- 可能であれば第三者の証言を得ておくこと
…こういった心がけや行動が、被害の深刻化を防止することにつながります。
ハラスメントの加害者にならないために
また、その一方でハラスメントほの加害者にならないようにするためにはどのような心がけが必要になるのでしょうか?
- ハラスメントの知識を身につけること
- 信頼関係を構築しておくこと
- 自分の立場、日頃の行動を自覚すること
- 問題意識をもつこと
…どんなハラスメントにおいてもこういった心がけや注意を払うことで、未然に防ぐことができるかと思います。
まとめ
本記事では、様々なハラスメントについて解説しました。
価値観や考え方の違いによって、コミュニケーションって意味が変わってきます。
「良かれと思って…」と思っても、相手にとっては不快になる場合だってあります。
相手がどんな価値観を持っているか。
どんなことを大事にしているか。
そういう部分を知っておくことも、ハラスメントの加害者にも被害者にもならないようにするための予防につながるのではないでしょうかね。