作業療法での風船バレーの効果について【リハビリとして優秀なんです】

作業療法でのリハビリ場面やレクリエーションで、風船バレーってよく使われます。
あの風船バレー、簡単なようで…単純なようで…幼稚なようだけど…リハビリとして優秀なんですよ。

そこで今回は、作業療法での風船バレーの効果について解説します!

風船バレーとは?

風船バレーは、運動ゲームの一種です。
参加者は風船を手に、相手チームに対してバレーのように投げます。

このゲームは、協調性、空間認識能力、身体的な運動能力などを鍛えることが目的です。
特に、幼児や学生などの認知的な発達に影響を与える障害を持った子どもたちに有効な治療方法として用いられることがあります。

また、単純な遊びとしての機能も備えており、ストレスや不安を軽減させ、患者の気分を改善することが期待されます。

風船バレーに期待できるリハビリ効果について

作業療法やレクリエーションで、風船バレーに期待できるリハビリ効果としては次のようなものがあげられます。

  • 身体的な運動能力の向上
  • 空間認識能力の向上
  • 社交スキル・コミュニケーション能力の向上
  • ストレスや不安の軽減

…などです。
以下にそれぞれ解説します!

身体的な運動能力の向上

風船バレーを通して身体的な運動能力を向上させること。
これって作業療法において重要なポイントの一つなんです。

風船を投げることは、手足や腕、肩、腰などの身体の各部位を使わないといけません。
これによって、自然と身体の筋肉や関節が運動することになります。

座って行えば、特に腕や手を中心に運動ができます。
また立って行えば、腰や足も使うことになります。
結果、平衡感覚や歩行能力の向上、姿勢の改善などをもたらすことが期待できます。

これらの身体的な運動能力の向上は、日常生活においても重要な役割を果たします。

空間認識能力の向上

空間認識能力とは、自分の身体と周囲や物といった環境との認識能力を指します。
この能力は、物理的な知覚や視覚的な知覚などによって形成される大事な能力です。

風船バレーを行う際には、自分自身と周囲の環境との関係を認識することが求められます。
例えば、風船を投げる際には、自分自身の位置や周囲の環境、受け手の位置などを認識することが必要となります。

さらに、風船バレーは繰り返し行われることが多いので、空間認識能力が繰り返しトレーニングされます。

社交スキル・コミュニケーション能力の向上

風船バレーは、チームメイトと一緒に遊びながら行うリハビリー活動の一つです。
これによって、社交スキルやコミュニケーション能力が向上することが期待されます。

社交スキルは、人と人とのコミュニケーションを通じて、より良い関係を築くことができる能力です。
風船バレーでは、チームメイトと協力して風船を投げ合うことが求められます。
このような協力を通じて、コミュニケーション能力を向上させることが期待されます。

また、風船バレーは、遊びながらリハビリをすることができます。
そうすると、自然な形で社交スキルやコミュニケーション能力を向上させることができます。
特に、自分と他人とのコミュニケーションに抵抗感を感じる方には、風船バレーは有益なリハビリー活動となることが考えられます。

ストレスや不安の軽減

風船バレーを行うことは、適度な運動につながるのでストレス発散や不安の軽減につながります。
患者さんが義務感でなく、遊び心を持っている状態で参加することができればなお効果的です。

童心に帰って遊ぶことによって、脳内のストレス関連の機能が抑制され、心身ともにリラックスすることができます。

まとめ

今回は風船バレーによるリハビリ効果について解説しました!

  • 風船バレーは体を動かす運動としても有効的
  • 風船の位置を図るから空間認識能力も鍛えられる
  • チームプレイが求められるから、コミュ力もあがる
  • バシッと打てば、ストレス発散にもなる
  • …です!

    レクで行うにも、こういう目的をもって取り入れると効果的でしょうね!

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