飲酒でも喫煙でも、運動や勉強でも…体に馴染んでしまった“生活習慣”をすぐに変える事ってなかなか難しいです。
「気合だ!」と根性論で一時は変わったとしても、それを継続するとなるとちょっとしたコツが必要になってきます。
そこで今回は“生活習慣を変えるためのコツ”について解説します。
習慣を変えるには?
まずはじめに“習慣は必ず変えることができる”ということを理解する必要があります。
では、そもそもこの“習慣”とはどのようなものなのでしょうか?
習慣の意味を考えると次のような文言で整理することができます。
アドラー心理学においては、この行動、性格に“信念”の意味を加えて“ライフスタイル”と呼んでいます。
悪いパターン化から脱却するためには?
この悪いパターン化した習慣を修正するには、「でも」と「だから」から考える必要があります。
- 「寝る前にお酒を飲まないようにしたい…でも飲みたい」
- 「寝る前にお酒を飲まないようにしたい…だから飲まない」
つまり悪いパターン化した習慣を変えるプロセスとしては…
- 習慣を自覚する
- 「でも…」を自覚
- 「だから…」を意識
というように考えることが、習慣を変えることの一歩になります。
この根っこの部分の考え方をすっ飛ばして、「強い意志」だけでは一時的に変えることができてもすぐにまた楽な方へ戻ってしまいます。
この考え方のプロセスすら習慣化することで、自身の行動を継続的に変える事ができます。
習慣づけも結局は継続力
ものごとを続ける力…“継続力”が低い人は多くの場合「結果」のみにフォーカスを当てている場合が多いようです。
結果にだけ注目すると、なかなかすぐに結果に結びつかない習慣(ダイエットや勉強)は「こんなにがんばっているのに結果がでない」→やめちゃおう…のプロセスを辿りがちです。
しかし結果ではなくその「行動」そのものに注目することで「今日は1時間ウォーキングした。」「2時間勉強した。」と結果に結びつく行動を優先的に考えるため、継続しやすくなります。
「そんなことくらいで変わるわけがない!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、「こんなこと」くらいで習慣は変えることができるんです!
習慣づけも継続力もPDCA
結局のところ、習慣づけも継続力もPDCAサイクルで成り立つことになるのかと思います。
- P:Plan(計画)
- D:Do(実行)
- C:Check(評価)
- A:Action(改善)
いくら行動にフォーカスを当てることがコツとはいえ、その行動が結果につながるものでなければ全くもって非効率的な努力になってしまいます。
その“行動”が結果につながるように“計画”し、度々でも結果に繋がっているかどうかの“評価”的な視点も忘れないようにし、少しずつ“改善”を加えていく必要があります。
行動にフォーカスすることが大事であって、行動だけすればよいのではないんですね!
まとめ
多くの人にとって生活習慣を変えることって結構難しいことです。
ネックになるのって、ストレス耐性の低さや認知のズレだったり、こだわりや性格なども関わってきます。
それでも、少しでも毎日ちょっとずついい方向に進むためには、「行動そのものに注目し、自分で褒める」ってことも大事なのかもしれませんね。
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