胸に痛みや違和感を訴える状態である”胸痛”。
本記事では…
- 胸痛の定義
- 胸痛の症状
- 胸痛の特徴
…などについて解説します。
胸痛の定義
胸痛とは、胸に痛みを感じたり、違和感や圧迫感を覚えたりする状態のことです。
英語では”chest pain”と表現されます。
胸痛の一般的な症状と特徴
胸痛の一般的な症状や特徴的な状態は…
- 激しい胸の痛み
- 絞扼感
- 圧迫感
- 放散痛
- 呼吸困難
- 冷や汗
- 吐き気
- 嘔吐
- 意識低下
- 失神
…などがあげられます。
以下にそれぞれ解説します。
激しい胸の痛み
胸痛の主要な症状であり、しばしば圧迫感や絞扼感とともに現れます。
これは心臓や血管系の問題、筋肉や骨の損傷、あるいは肺の疾患によるものがあります。
絞扼感
胸部が締め付けられるような感覚であり、冠動脈の狭窄や閉塞、心筋梗塞などの心臓疾患と関連しています。
痛みはしばしば胸の中央や左側に局在します。
圧迫感
胸が圧迫されるような感覚で、これも心臓疾患や胸郭の問題によって引き起こされることがあります。
放散痛
胸の痛みが腕、肩、あごに広がる感覚。
これは心臓疾患によって発生することがよくあります。
呼吸困難
胸痛と同時に呼吸が困難になることがあり、これは心臓や肺、気道の問題によるものがあります。
冷や汗
突然の冷や汗は心臓疾患の症状としてよく見られ、これは交感神経系の過度の刺激によるものと考えられます。
吐き気
胸痛とともに吐き気が伴うことがあり、これは心臓や消化器系の問題によるものがあります。
嘔吐
胸痛が強い場合、嘔吐が伴うことがあり、これは痛みやストレスの反応として生じることがあります。
意識低下
重症の胸痛が原因で血液の酸素供給が不足すると、意識が低下することがあります。
失神
重篤な心臓疾患や血液循環の障害により、意識喪失や失神が生じることがあります。
これは緊急の医療対応が必要な状態です。
臨床で患者さんに胸痛の症状が現れたらすぐに看護師や医師に連絡をすることが重要だね!
命の危険につながる重篤な疾患が背景に隠れてる可能性がありますからね。