作業療法で革細工を行う際、様々な注意点があげられます。
怪我や事故の予防はもちろんです。
それに加えて…
- 失敗して落ち込んでしまった
- うまくいかずに余計に症状を悪化させてしまった
…なんて事態は避けるようにしたいものです。
リハビリとして行うアクティビティなのに状態を悪くしてしまったら元も子もありませんからね。
そこで今回は、作業療法士がリハビリで革細工を行う上での注意点について解説します。
革細工の注意点
作業療法で革細工を行う際の注意点としては…
- 道具、材料がそろっているかどうか?
- 材料や道具の管理はしっかりできているか?
- 型紙のサイズはあっているか?
- 現在の能力に合った難易度の課題になっているか?
…などがあげられます。
以下にそれぞれ解説します。
具、材料がそろっているかどうか?
革細工を始める前に道具や材料はしっかりと揃えておく必要があります。
道具や材料が揃っていないと、制作がスムーズにいかなくなるどころか、出来栄えのクオリティが落ちてしまいます。
材料や道具の管理はしっかりできているか?
材料や道具の管理はしっかりと行わないといけません。
クライアントに管理までお願いして、評価として扱うならわかります。
ただ、それでも革包丁や針などの扱いには注意を払わないといけません。
型紙のサイズはあっているか?
型紙のサイズが合っていないと、裁断した材料を組み合わせるときに大きく崩れてしまいます。
結果、いままでの苦労が水の泡…なんてことにもなりかねません。
きちんとした型紙を手に入れる必要があるといえます。
現在の能力に合った難易度の課題になっているか?
クライアントの能力にあった難易度の課題かどうかを見極める必要もあります。
これは、失敗やケガの危険だけでなく、成功体験の機会損失にもつながってしまいます。
「やりたい」と「できる」のバランスをしっかり判断する必要がありますね。
まとめ
本記事では、作業療法のアクティビティとしての革細工の注意点について解説しました。
怪我や過度な失敗を少なくするための配慮や準備ってのも、作業療法士には求められます。